ホームインスペクションを手掛けるさくら事務所(東京都渋谷区)は住宅診断事業の拡大に向け、パートナー契約を結んでいる40名強のインスペクターの増員を図る。今期中に10~20名増やし、診断件数、売上高についても10~20%増を計画している。前期売上高は2億数千万円。
また、同社では大阪、名古屋にフランチャイズ店を展開しているが、さくら事務所の大西倫加社長は「状況を見て、福岡にも出店する計画」と話す。
「リノベ工事チェック」の新サービスも
さらに中古住宅の診断を強化。このたび「中古マンションホームインスペクションサービス」をリニューアルした。専有部分のコンディションや劣化状況の調査の他、リフォームした場合にどれくらいの費用がかかるかの目安を提示したり、可能なリフォーム内容をアドバイスしたりする。
大西社長は「中古住宅を買われる方は何らかのリノベーション・リフォームを希望しています。今買おうとしている物件でリフォームが実現できるかどうか、費用がどれくらいかかるのかについて、ヒアリングし、アドバイスを行うことで、よりご満足いただけると思います」と話す。
また、修繕積立金、管理規約など、契約前にチェックしたい項目を調べられるツールをユーザーに提供する。利用料金は5万円となる。
同社は14年前から中古住宅、新築、不動産等の建物診断・調査を専門に手掛ける一級建築士事務所で、診断実績は業界トップレベル。
2013年4月末時点で住宅診断実績が2万5000件を超えた。ここ数年は年間2千数百件の診断を行っており、約4割が中古住宅。

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