富士コントロール(埼玉県久喜市)では、主力事業の浄化槽保守点検や、シロアリなどの害虫駆除のOB客からのリフォーム依頼が伸びている。2013年12月期の施工件数は、前年から1.5倍の1500人に達する見込みだ。同社の各事業におけるOB客の合計は約8万件。定期点検などで訪問する件数を前期の年間1万2000件から1万5000件に強化した。
「年配客がOBの6割を占め、訪問時にリフォームの相談を受けることが多いため、訪問件数の増加がリフォーム相談の増加につながりました」(小高正嘉社長)
同社の年配客はあまり相見積もりを取らない傾向にある。「別事業で信頼を得ているため、当社に真っ先にお声を掛けてくださる方が多い」と小高社長は話す。そのため、今後も年配のOB客への訪問を強化し、リフォームニーズを掘り起こしていく考えだ。同社の今期年商見込みは8億4000万円。そのうちリフォーム売上高は前年比4割増の1億8000万円を目標にしている。

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