商業施設の改修を中心に年商20億円を売り上げるアルファリンクス(東京都練馬区)は元請けリフォームの強化に乗り出した。
同社は、2012年からマンションのパッケージリフォームブランド「コるイエ」を展開してきた。中古マンション購入者に500万円超のリフォームを提案し、月間4~5件受注している。主な集客法は不動産会社からの紹介による。
現在「コるイエ」以外の受注は月間1~2件にとどまっていることから、イベントを開催し、自社集客数を増やしていく考えだ。
同社が行う、自社イベント「アルファリンクス祭り」は近隣客から直接受注を拡大することが目的。現在開催頻度は年間で3~4回。イベントでは、花や天然酵母パンの出張販売など、気軽な来場を促す仕掛けの他、自社のモデルルームを開放して、照明や収納の体験会も行っている。昨年12月の開催では1万枚のチラシをポスティングや手渡しで配布し、約80人の来場を得た。
「現在、東京オリンピック開催に向けて法人受注が伸びていますが、開催終了後は住宅リフォームの伸びを予想しています。その時をにらんで、先に認知度を高めておくことが狙いです」(小山猛士社長)
同社の前期住宅リフォーム事業の売上高は約6億円。今期は、元請けの拡大とともに耐震補強工事の提供などにより、10億円突破を目指す。

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