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リフォーム本格始動、7.7万戸の管理住戸へ提案伊藤忠アーバンC

リフォーム本格始動、7.7万戸の管理住戸へ提案 伊藤忠アーバンC

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 マンション・ビル管理会社の伊藤忠アーバンコミュニティ(東京都中央区)は、マンション専有部のリフォーム事業を本格的に開始した。

 ブランド名は"理想の暮らし"からとった「Re:clasy(リクラシー)」。6月2日には専門サイトをオープン。今後は自社管理物件への提案を中心に進めていく。

ブランド名は「リクラシー」
ブランド名は「リクラシー」

 同社が目指すのは「管理会社」としてのリフォーム。従来、共有部の資産価値向上を役割としてきたが、専有部のリフォームによる各住戸の資産価値向上をサポートすることで、マンション全体としての価値向上を進める。

 これまで地域の事業者が管理住戸へのリフォームを行っていたが、音の発生や周辺への説明不足などのトラブルが多く発生していた。今後は「管理会社が先頭に立って、お客様ニーズを実現したい」と事業責任者の日下部崇之氏。具体的には、パッケージ商品の開発のほか、需要の多いキッチン、バス、洗面化粧台などの団体割引販売を実施する。告知は、専門サイトや居住者に配布している季刊誌などで行う。

 同社が管理する分譲マンションは首都圏約5万3000戸、西日本約2万4000戸で合計約7万7000戸。伊藤忠グループでは昭和46年から分譲事業を展開してきたため、物件の大半が20年を終えるリフォーム適齢期にあたる。首都圏については、グループのイトーピアホームと連携して提案を進め、管理物件以外からの受注も狙う。

 同事業のスタッフは首都圏5人、西日本2人の7人体制。今後3年で現在1000件ほどのリフォーム工事を2000件に倍増させる計画だ。

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