文化シヤッターグループのリフォーム専業店、ゆとりフォーム(東京都板橋区)の2013年度売上高は、前年度比12%増の96億円と過去最高を更新した。予定していた93億円を3億円上回り、100億円の大台直前に迫った。
工事単価は7万アップの40万円に
「工事の遅れなどで、今までの最高値である93億円を超えるか微妙なところでした。職人たちが頑張ってくれたことが大きいと思います」(大澤洋昭社長)
人員数は大きな変動がない中で、売り上げを拡大できたため、経常利益率も7%弱と過去最高水準を記録。2012年度33万円だった平均工事単価は7万円向上し、40万円を超えた。
ただ、今期は消費増税の駆け込み反動減を加味し、売り上げ目標を95億円と1億円低く設定した。「6月に入り需要は回復してきましたが、4月5月は落ち込みました。今期は水まわりのお得なキャンペーンで、キッチンやお風呂など単価が良いものの受注を増やせればと考えています」(大澤社長)
7月31日までのキャンペーンでは、一部のユニットバスを購入した人に13万7000円相当の換気乾燥暖房機が無料でプレゼントされる企画を用意。ほかにも、キッチン購入者にはLEDプレゼントなど、"お得感"を打ち出す戦略を続けている。
来期は、人員の確保、消費増税が行われるかにもよるが、100億円突破を目指し、事業拡大を進める方針だ。

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