≪地域密着店の戦略≫
女性スタッフによるプラン提案で7割の成約率を保つ塗装専門店が、グッドジョブ(東京都東村山市)だ。
同社では、仮契約後の打ち合わせ、着工時の近隣挨拶、工事期間中の経過報告を女性スタッフが担当する。初めの現調訪問は金澤伸也社長が行うが、女性スタッフが同行し、その後の打ち合わせを引き継ぐ形になる。
「顧客の9割が50~70代の高齢者。平日の打ち合わせは奥様と行うことがほとんどですので、女性スタッフの方が安心して工事を依頼してもらえます」(金澤社長)
女性スタッフを提案で活用するようになったのは3年前から。当時事務を行っていたスタッフに近隣挨拶を任せたことが発端。「非常に段取り良く現場を収めてくれたことから、もっと動いてもらえれば良くなるのでは、と思ったからです」(金澤社長)
結果的に、金澤社長も現調の訪問と職人のスケジュール管理に専念できるようになった。そのため、年間の工事件数は横ばいながら、成約率、利益率の高い工事を受注できている。
同社は今期年商を前期比120%の1億4000万円と見込んでいる。10月には来店打ち合わせ型のショールーム開設を予定している。

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