OKUTA(埼玉県さいたま市)の手掛けたパッシブハウス「大宮堀の内」が完成した。

室内は年間を通じて日射をコントロール
設計は西方設計の西方里見氏で、95平米の建築面積に小屋裏つきの木造2階建て。最大の特徴は床下に埋められた冷暖房エアコンと全熱交換換気システムだ。床下から基礎に蓄熱。基礎内で暖められた温風が、床下の吹き出し口やダクトを通して2階の部屋まで行き渡るように設計されている。
また、東側から南西に向けて大きな窓が設けられ、1日中通じて日射が確保される。遮熱も外付けブラインドで調整。断熱は300mmのセルロースファイバーを使用。ベランダの壁面を活用してチリウヒーターも設置されている。
3月の竣工だが、3月末時点でエアコンを使用したのはたったの数時間。生活に必要なエネルギーを削減した住宅になっている。

外壁は塗装仕上げした秋田杉を使用

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