A: 全社員がMVP候補の表彰制度
「社員の意欲を高めるために褒めることを重視しています。そこで、表彰制度を取り入れました」と話すのは、アレックス(東京都世田谷区)の坂野大社長だ。
同社では年間で、4月、8月、年末の計3回の社内表彰を実施している。主な部門は、MVP、技能賞、敢闘賞、殊勲賞。その他、活躍をした社員に適宜特別な賞を創設し、表彰している。

4月の表彰でMVPを獲得した宮崎雄二氏(設計・デザイン担当)
同社の表彰制度の特徴は、対象と条件の幅広さ。表彰される社員の職種が固定されることはなく、様々な社員に表彰の機会が与えられるように工夫している。
例えば、MVPは営業成績の優秀者だけではなく、適切な営業フォローで営業担当を支えた経理、事務の社員にも授与。殊勲賞や敢闘賞は、掲げた目標を超える実績を残した社員や新しい分野の仕事に挑戦した社員に贈られる。技能賞は現場での実績の他に、パソコンの技能や後輩への指導、アシスタント業務なども評価対象となる。携帯電話の料金プランの見直しや、廃棄物の運搬で経費の削減に貢献した社員に対しては、新たな賞を設けて表彰したりもしている。受賞者には5000~1万円分のクオカードが贈呈される。
「表彰は学校の通信簿のようなもので、発表の際は社員同士で盛り上がっています。『表彰されるために頑張る』とまではいかないまでも、モチベーションアップに一役買っていると思います」(坂野社長)

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