工務店やリフォーム会社など300社超が加盟する日本優良ビルダー普及協会(JGBA・東京都港区)は、元ムエタイ世界チャンピオンの武田幸三氏を招いて講演を行った。
工務店経営者らの前で熱弁をふるう武田幸三氏、右は田島亮代表理事
タイトルは「覚悟の持ち方」〜経営にも通じる覚悟の持ち方〜」。武田氏は、自身の格闘家として試合に臨んだ経験を、工務店の住宅づくりと重ねて次のように語った。
「紙切れを価値あるものに」
「お客様は、チケットという紙切れを、価値あるものだと捉えて買ってくださっている。実際に面白い試合が見られるか、分からないなか、購入してくださる。それは信頼の証ですので、応えないといけません。きっと家を建てるのも同じです。何千万円という一生に一度の買い物に対し、お客様の信頼をどう得ていくのかが問われます」
そのうえで、信頼を得るためには、企業として優良であることだけでなく、そこで働いている人たちが「挨拶ができたり、目を見て話すといった基本的なことや、優れた人間性を持っていることが大事」だと強調した。自らも中央住宅(埼玉県越谷市)で注文住宅を建てた経験のある武田氏。「住宅を建てた経験のある人は、取引した企業のイメージよりも、どんな人と商談を行ったかを覚えているものです」と述懐した。
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