- トップ
- > 不動産・デベロッパー
- > 買取再販市場三菱地所、パナ、大手参入続々と
買取再販市場は、資金力のある大手企業が相次いで参入してきており、ランキング上位企業の顔触れも数年で変わる可能性を秘めている。
インテリックスの「リノヴェックスマンション」。中古特有の見た目、性能の劣化を改善したうえで販売
例えば、三菱地所は、グループの新築マンションデベである三菱地所レジデンスを事業主体として再販事業を開始した。新築ブランドの「ザ・パークハウス」に導入されている設備や内装を中古住宅に導入する。当面は年間100戸の供給を目指し、将来的には年500〜600戸の供給を行い、売上高200億円規模まで引き上げたい考えだ。
ハウスメーカーの参入も増えている。中でも話題を集めているのが、パナホームと住友林業。パナホームは、マンション再販最大手のインテリックスと業務提携を結び、高価格帯のマンションの買取再販を手掛ける。5年後には売上高200億円規模への成長を図る。
木造戸建てに強みを持つ住友林業は「フォレスティア」ブランドでマンション再販事業を展開。2014年度の目標として仕入れ300戸、販売250戸を掲げる。今後も新たな有力企業が参入してきそうなため、当面は変化の激しい市場になりそうだ。
デベのコスモスイニシアは1棟再生をメーンに展開する。戸ごとではなく、マンションを1棟買い取り、共有部、専有部ともにバリューアップして売り出すというモデルだ。「リノマークス」というブランドで、今月3棟目の販売を開始した。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/06/30更新)
-
2025/06/16掲載
-
1653号(2025/06/16発行)15面
-
1652号(2025/06/09発行)17面
-
1652号(2025/06/09発行)18面