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三菱地所レジデンス(東京都千代田区)は、5月から開始した中小ビルリノベーション賃貸事業で、一部を住宅に用途変更するなど、テナントニーズを見定めたコンバージョン(用途変更)を進めていく。
同事業は築年数の経過で継続的な運営が困難となった中小事務所ビルを一括賃借し、リノベーション工事後に賃貸物件として供給するもので、一定期間経過後にオーナーに返還する。
企画は子会社のメックecoライフ(東京都千代田区)と協力。設計はオープン・エー(東京都中央区)に委託、テナント募集についてはWEBサイト「東京R不動産」や三菱地所グループ各社と連携する。
三菱地所レジデンスは4月から「リノベーション事業部」を新設しており、既存ストック活用事業の一環として推進していく考え。収益の多様化・転貸差益による収益を確保し、将来的な新築分譲マンションや市街地再開発等の足がかりを得るなどのねらいもある。
まず立地潜在力のある東京・神田エリアの中小事務所ビルで工事を実施。既に第1号物件(千代田区岩本町)と第2号物件は完了し、物販店鋪・オフィス・住居(兼SOHO)等の複合用途物件としてテナントを募集している。
今後3年間で計15棟、5年間で計30棟の事業規模を目指していく。

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