本見積もりと同精度で
前期36%増収の8億6000万円に成長したのがキタセツ(東京都大田区)だ。同社は2年前から概算見積もりをシステム化。顧客におおよその工事額を提示するようにした。結果、客単価と成約率が飛躍的に向上した。
1.交換する住設機器を選択 2.カラーやオプションを選ぶ画面 3.入力し終えると詳細な概算見積書が作成される
【概算見積もり】
現調後3分で提出
「お客様が知りたいのは、まず工事がいくらかかるのか、ということです。それが分からなければ、リフォームをするかしないかも決められません。そこで、当社がすぐに概算見積もりを提案し、まず予算感をつかんでもらうんです」(北川拓社長)
同社の概算見積もりは非常に速い。基本的には、現場調査の時に提出する。顧客の家で現場調査、ヒアリングをしたのち、なんと3分後には概算見積もりが提示されている。
しかも、全体工事で一式の値ではなく、住設機器の値段、解体費用、工事費用など、それぞれの単価が細かく示されたうえでの合算数値になっているのだ。
なぜ細かな値を3分で提示できるのか。同社は、リフィードの「イエプロ」を活用している。これは、パソコンやタブレットで操作し画面上で簡単に見積書を作ることができるというもの。

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