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エイダイハウジング瑕疵保険付のパック商品開発

エイダイハウジング 瑕疵保険付のパック商品開発

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エイダイハウジングの水廻りプラン
トイレのほかバスルーム4プラン、洗面化粧台7プラン、キッチン5プランを用意

築年数別に工事内容と価格が異なる

 リフォームを中心に今期3億6000万円の売り上げを計画するエイダイハウジング(茨城県水戸市)はリフォーム瑕疵保険、5年間の緊急対応サービス、5年間の設備保証が含まれたトイレやキッチン、バスの水まわりパック商品を開発した。

 「消費者にわかりやすい」「社員が売りやすい」の2点に重点を置いて作られた水回りパック商品はトイレだけで20プランあり、①築10年以内、②築10~20年、③築20年以上と築年数別に工事内容と価格が異なる。具体的な内容の違いとしては築10年以内はトイレと内装工事、洗面などの商品取り替えのみ。築10年~20年は床の取り替えも含む。築20年以上は傷んでいる箇所をすべて直し、リフォーム瑕疵保険も付加してある、といった具合だ。

 すべてのパックで独自の5年保証と、パナソニックが提供する緊急時の5年アフターサポートのリビングベル(定価7万5000円)が付いており、「不具合がおきても対応してもらえる」といった安心感を訴求している。「商品単体だと、価格の勝負になりますので、付加価値をつけました。また会社は11名の少人数で運営しているので、このパックですと打ち合わせの簡素化ができ、スタッフの負担を減らせます」(山中泰之社長) 

 同社では30坪、990万円の全面改装パックの新商品も本格販売する予定で、従来の30坪594万円の全面改装商品と合わせ、大型案件の獲得にも力を入れる。月によって5万部か10万部のチラシを配布し、集客をかける考えだ。
「30坪990万円のパックは建て替えを考えているような人をターゲットに販売したいと考えています。また、相見積もりにならないような手法で販売を行います」(山中社長)

 同社の営業プロセスは現場調査後、住宅診断を行い、建物状況を示した報告書を作成する。その後、概算見積もりを出した段階で、プラン前に仮契約をする流れだ。仮契約金は10万円。現場調査を行った人の8~9割が仮契約に至り、仮契約後はほぼ100%本契約と結びついている。

「プラン前に仮契約をするわけですから、そうすることでプラン作りに力を入れられるなどのメリットをしっかりと説明します。それで、相見積もりはなくなりますし、作るプランも契約に至らず無駄になることもありません」(同社長)

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