西東京エリアで新築住宅40棟のほかにリフォーム事業を展開する匠技建(東京都立川市)の宮崎昭人社長は、顧客満足度を高めるために、職人のマナー教育を徹底させている。

職人リーダーがイベントを企画しコミュニケーションを図る
方法は直接同社が指導するのではなく、職人同士でチェックし合う方式を採用している。約100社ある協力業者の中から、基礎工事から外溝工事まで各工程ごとに数名のリーダーを選出。毎月1回、本社に集合してまずリーダーたちを教育していく。内容は顧客満足度を高めるためのマナー講習が大半だ。同社のスタッフだけでなく、外部講師も招いてセミナーを開催することもあるという。
「挨拶はもちろんのこと、現場の清掃や車の駐車の仕方など細かなマナーを決定して、それらを順守するように他の職人たちに促していくのがリーダーです」(宮崎社長)
同業他社の社員からマナーなどのチェックをされることに拒否反応があるかと思いきや、業種の違う職人同士が定期的に会合することでチームワークが向上しているという。
「先日もリーダーたちで企画して、余興を定期的に催すようになり、ますます横のつながりが強くなっているようです」(同社長)

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