リフォーム業界のトレンドは何か。企業リポートや特集から、2022年5月の注目記事を記者が厳選。記事の概要を紹介する。
1. 真相究明リポート アスベスト関連法改正
1503号(2022/05/02発行)1~3面
4月1日から石綿(アスベスト)の事前調査結果の報告制度がスタートした。社員の資格取得など体制強化に乗り出す会社が急増している。記事では、国家資格の資格取得講習を行う一般社団法人企業環境リスク解決機構(東京都港区)の子安伸幸理事に直撃して得た、受講者の本音や実態を掲載。さらに法改正の経緯や、長年、石綿問題と向き合ってきた建装(静岡県静岡市)の杉山穰社長による石綿の危険度についても解説している。
- 事前調査~報告までのプロセス
塗装は、必要ないと思っていた。屋根も屋根カバーをかぶせるだけで良いと思っていたので、資格取得と調査報告義務について知らなかったので驚いた。(関東地方・外装)
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2. ユニフォームでブランディング
1505号(2022/05/23発行)4~5面
従来の作業着やユニフォームを刷新する会社が増えてきている。若手採用、イメージアップ、近隣への周知・宣伝など、様々な狙いが。記事では外装会社・土木建設業・リフォーム専門店といった様々な業種のユニフォームを紹介。デザインの工夫点や効果をリポートしている。
小田島組(岩手県北上市)作業着は伸縮性のあるデニム生地のもの。導入当初、デニム生地の作業着は「デニムなんて恥ずかしい、この辺ではいない」「他の人と違うことは恥ずかしい」という年配の社員の声もあったが、「ベテラン社員の方がカッコ良く着こなしている」「若返って見える」などの声が届き、社内全体で受け入れられるように
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シップペイント藤田(広島県福山市)が新調した作業着。黄色のユニフォームがトレードマークとなっている。
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外装リフォーム店のみすず(千葉県千葉市)は、自社リブランディングの一環で高所得者層の顧客に響くよう、高級感漂う制服を採用している。
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山岸(あわら市)は、リフォームの専門家を意識し、シックなジージャンデザインのユニフォームを採用している。得者層の顧客に響くよう、高級感漂う制服を採用している。
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3. ショールーム活用 OKUTA
1506号(2022/05/30発行)15面
OKUTA(埼玉県さいたま市)がLIXIL秋のリフォームコンテスト2021の「新ビジネスモデル」部門で最優秀賞に輝いた。受賞対象となったのは「アパレル×リノベーション」をテーマとした新店舗「LOHAS studio調布PARCO店」。小泉太社長に取材し、アパレルブランドとのコラボ形式で出店したきっかけや店内について、今後の展望を聞いている。
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4. 特集 中古住宅流通最新動向
1503号(2022/05/02発行)14~15面
「街の不動産屋」と異なる、最新の不動産事業者を2社リポートした。新築や土地の売買をメインとせず、「中古住宅流通専門店」を展開しリフォーム売上を伸ばす志賀塗装、自社で営業マンを正社員雇用せず「エージェント」というパートナーと連携し仲介事業を手掛けるTERASSだ。各社による独自のビジネスモデルを取材した。
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5. 新団体発足
1503号(2022/05/02発行)17面
「ガーデンが変える、日本の家づくり」をテーマに3月1日に設立された一般社団法人ガーデリー・ソムリエ協会(東京都千代田区)。当協会を立ち上げた3人に、理由と活動内容、今後の展望について聞いた。建築とエクステリアの垣根をなくし、「家と庭の同時設計」の実践を目指し、地域工務店を支援する団体を立ち上げた思いを読み解くことができる。
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リフォーム産業新聞では、全国のリフォーム会社や工務店、住宅設備・建材メーカー、流通に取材を行っており、マーケットや企業の動向等の情報を発信しています。

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