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セミナーリポート ~不動産テックを考える~
IT技術の融合で不動産市場を変える―――。不動産情報サイト「HOME'S」を運営するネクスト(東京都港区)は1月30日、不動産テックセミナーを開催。日本大学経済学部の中川雅之教授と同社の井上高志社長が登壇した。
中川教授は、不動産テックの拡大によって2つのことが実現できると話す。1つは不動産情報の見える化だ。現在、不動産の物件情報は、手入れの行き届いた良い住宅と管理の行き届いていない悪い住宅を消費者が見分けられない状態にあるという。そのため、取得リスクの高さから良い物件が低く評価され、市場に出回りにくい状況になっている。不動産テックの活用が加速すれば、物件情報の見える化が進み、高品質の物件が適切に評価される状況がつくられやすくなる。
2つ目が物件取得コストの減少だ。現在、中古住宅取得の際、対面での商談や書面での契約など情報に関するコストの占める割合が高い。そこを例えばオンラインでの契約などができればコストの引き下げが期待できる。「人口の減少や高齢化社会により、今後ライフステージに応じた住み替えがより進む時代になる。その時に物件の取得コストを下げることができれば、中古住宅の流通市場は活性化する」(中川教授)
」(井上社長)
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