3つの年間休日数から選ぶ「選択休日制」を導入したリフォーム会社
マンションリフォームを中心にリフォーム事業を手掛けるサンリフォーム(大阪府大阪市、会社売上高37億円)は、社員が3つの働き方のなかから選択する「選択休日制」を導入した。年間の休日数によって1日の労働時間が変わる、同社オリジナルの勤務体系だ。これにより、労働生産性向上の動きが高まった。来店率が向上同社は1978年に創業し、マンションリフォームを軸に展開してきた。水回りの交換リフォームを軸とした「きがえる水工房」、水回りと内装リフォームを手掛ける「サンリフォーム」、間取り変更を伴う大型リフォームが軸の「ハコリノベ」の3ブランドを持つ。前期リフォーム売上高は34億4000万円。内訳は、リフォームのブランド別の内訳では、きがえる水工房が5億円、サンリフォームが20億7000万円、ハコリノベが8億7000万円だ。同社は昨年3月、社員に休み方を選択してもらう選択休日制を導入した。この制度は、3つの年間休日日数とそれに沿った1日の労働時間のプランから、社員が自由に選ぶというもの。3つとは、年間休日120日で1日8時間労働、同110日で1日7時間半、同100日で1日7時間。3カ月換算で1日の労働時間が規定を満たせばよく、年2回選択を見直すことができる。現在、年間休日120日を選択した社員は1割、同110日は4割、同100日は5割ほど。「例えば、年間休日120日で1日8時間労働を選択した人が、前日9時間働いた場合は今日は7時間として2日で16時間、平均8時間としても問題ないです」(大西健夫社長)
更新日:2025年08月04日
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【買取再販年間販売戸数ランキング2025】カチタス、レジデンシャル、リプライスがベスト3
本紙は昨今注目を集める「買取再販」ビジネスの主要企業を調査し、販売戸数順にランキング化した。買取再販物件の年間販売戸数が最も多かったのはカチタス(群馬県桐生市)となった。同社は調査開始以来12年連続1位となった。--歴代【買取再販年間販売戸数ランキング】一覧はこちらをクリック--『中古住宅・買取再販&リノベ市場データブック2025-2026』ランキングの詳細解説を含めた書籍が好評発売中!目次・購入はコチラカチタス、5597戸で1位堅持レジデンシャル不動産、2106戸で2位買取再販とは中古住宅を購入し、リフォームした後に販売するビジネスのこと。販売戸数1位はカチタスで5597戸。前年比1%増とほぼ横ばいとなったが1位を堅持。2位はレジデンシャル不動産(東京都足立区)で、2106戸。昨年より11%増と大幅な伸びを記録し、2位を維持した。マンション買取再販では1位。同社は中古マンションの買取再販に特化した企業で、全国主要都市の郊外エリアを中心に事業を拡大。人材採用や仕入れから販売までの分業制などに強みがある。3位は昨年同様リプライス(愛知県名古屋市)で1775戸。前年比8%増と好調で、3位をキープした。同社はカチタスグループの1社。
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