キッチン部門の高級価格帯の1位はLIXILのリシェル、中級価格帯1位はクリナップのSTEDIA、普及価格帯1位はクリナップのラクエラだった。高級価格帯3位にTOTOのザ・クラッソ、中級価格帯2位にLIXILのノクトがランクインし、昨年から順位を上げた。
ザ・クラッソが3位に浮上
高級価格帯の1位には、1260ポイントを獲得したLIXILのリシェルが7年連続でランクインした。
2位は昨年と同様に、クリナップのCENTROだった。直線と平面を主体としたシンプルで洗練されたデザインなどが特徴だ。具体的には、天然の木のようなセラミック素材「ヴァルテラ」は、木材をモチーフにしたダイナミックなデザイン。造作家具のようなキッチンをつくることができる。3位には、昨年4位だったTOTOのザ・クラッソが450ポイントを集め、浮上した。同商品のコンセプトは「美しい、使いやすい、きれい」。昨年8月には、クリスタルカウンターに「ラールブル」(柄入り)と「クリスタルダルグレー」(単色)の2色を追加。扉にも自然を感じるカラーや素材・モチーフを取り入れた石目柄3色と木肌の風合いを再現した木目柄の3色が加わった。
中級価格帯の1位は昨年に続き、クリナップのSTEDIAだ。2位はLIXILのノクトが昨年の3位から順位を上げて入った。同商品は、ブラック・ブラウンの落ち着いたカラーに加え、ホワイト系のバリエーションも豊富だ。3位には、タカラスタンダードのトレーシアが続いた。
普及価格帯では、クリナップのラクエラが1位だった。2位はLIXILのシエラS、3位はトクラスのBbがランクインした。
リフォーム会社の声
私は「STEDIA」を選びました
STEDIAの導入事例。藤井氏は同商品の衛生的である点を評価している
ステンレスの衛生面を評価
調味料の輪染みほぼなし
ビルダーの健康住宅(福岡県福岡市)の営業部門リフォームチームハウスコンシェルジュの藤井雅志氏は、中級価格帯のキッチンのなかでクリナップの「STEDIA」を薦める。
同商品の特徴は、ワークトップやシンクに加え、キャビネット内部までステンレスを標準装備している点だ。構造や側面、底面にも採用しており、カビやにおい、サビを寄せつけず、衛生的なキッチンを実現している。
そのなかで藤井氏が同商品を評価するのは、衛生的である点だ。「木製キャビネットでよくある、醤油などの調味料による輪染みや匂いの付着がステンレスだとほぼありません。また中敷きを敷く必要がないため、見た目もすっきりしています」(藤井氏)
藤井氏は大型リフォームを多く手掛けており、「施主の奥様は遠慮してキッチンの予算を抑えがちですが、私は『キッチンこそ住まいの主役』と伝えています」と語る。そのうえで、機能性とデザイン性を備えたSTEDIAは「主役になれるキッチンとして提案しやすい」とする。
なお、クリナップの高級価格帯キッチン「CENTRO」もステンレスを採用しているが、藤井氏は「家具としての意匠性を重視する場合はCENTRO、実用性を重視する場合はSTEDIAを薦めています」と語る。
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藤井雅志氏
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