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《リフォーム営業マン・プランナーが選ぶ設備建材2019・キッチン部門》1位はクリナップのラクエラ

《リフォーム営業マン・プランナーが選ぶ設備建材2019・キッチン部門》1位はクリナップのラクエラ

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要約すると

・リフォーム大賞キッチン部門1位に輝いたのはクリナップのラクエラ
・「価格の割に高級感がある」「扉の印象が他社製品より良い」とのコメント
・2位はLIXILのシエラ、3位にクリナップのステディアがランクイン


リフォーム大賞2019結果発表

LIXILのシエラが2位に浮上

 キッチン部門で1位に輝いたのはクリナップのラクエラ。その後に続いたのがLIXILのシエラだ。昨年は1〜3位をクリナップが独占したが、今年はLIXILが食い込んできた。

キッチン総合ランキング

 総合ランキングのトップは、クリナップのラクエラだ。4847ポイントを獲得。テーマ別ランキングでも全部門(デザイン・機能性・コストパフォーマンス・施工性)において1位に輝いた。同商品を選んだ営業マンは「価格のわりに完成したときに高級感がある。特に扉の印象が他社製品に比べて、頭一つ抜けている」とコメント。昨年は同社のクリンレディが1位で、ラクエラは2位だった。

 2位には、昨年4位だったLIXILのシエラが浮上した。獲得ポイントは4240ポイント。この商品は、基本のパッケージプランに、エンドユーザーの希望にあわせてオプションを追加するだけでプランニングができる。

 3位はクリナップのステディア。昨年、受注を終了した同社の主力商品クリンレディに代わる新たなブランドとして登場した。クリンレディから引き継いだ機能的要素に加え、LDK空間と調和するデザイン性を打ち出し
ている。中級価格帯では1位。ミリ単位の設計対応も評価された。

 これに続いたのがLIXILのアレスタとリシェルSI。リシェルSIは、高級価格帯では1位に輝いた。昨年3位だったクリナップのS.S.の後継であるCENTROは6位で、高級価格帯では2位となった。

 クリナップとLIXILの2強に続くのが、トクラスだ。昨年と同じくBbが7位にランクイン。8位と9位はパナソニック、10位はTOTOだった。

 タカラスタンダードは昨年と同様に14~16位にランクインした。

高級価格帯キッチンランキング

望月商行 インテリアコーディネーター 戸田真由美 氏機能性もデザインも最高級

望月商行(静岡県静岡市)
インテリアコーディネーター 戸田真由美 氏

 リシェルの最大の魅力はセラミックトップカウンター。汚れにくく熱に強いセラミックは機能性だけでなく、デザインも最高級です。

 また、収納の細部にまでわたるこだわりと使い勝手の良さには感心させられ、収納キャビネットだけでもほしい! との声もよく聞きます。用がなくても立ちたくなる、そんな空間を作り上げるキッチンです。

中級価格帯キッチンランキング

ホームテック 大倉一豊 氏プランニングの心強い味方

ホームテック(東京都多摩市)
大倉一豊 氏

 この価格でオールステンレスのキャビネットはおすすめのポイントです。

 次におすすめしやすい点は、ミリ単位の設計対応。カウンター、シンクの穴あけ位置のみならず、キャビネット間口までミリ単位で設計対応可能な点は、お客様のご要望をかなえるプランニングをするために大変心強いです。収納ツールや設備機器のバリエーションも豊富。

普及価格帯キッチンランキング

ライフプラン 武井正浩 氏空間の主役になるキッチン

ライフプラン(栃木県小山市)
武井正浩 氏

 ファッションを選ぶように、自分好みのものを楽しみながら選べるバリエーションの多さ。空間の主役として、印象を大きく変えられます。

 背の高いペットボトルもそのまま収納できるトール足元収納など機能も充実で文句なし!

 価格も安心。まだ壊れていないというお客様でも、この際! と頑張れちゃうお手頃キッチンです。

テーマ別ランキング

キッチンテーマ別ランキング

《調査概要》

 リフォーム営業マン・プランナーに「最も売りたい、提案したいと思う商品」に関してアンケート調査を実施。有効回答者数は421名。キッチン、バス、トイレ、洗面化粧台、コンロが対象。メーカーが決めた3つの価格帯にグレードを分け、洗濯方式で回答してもらった。評価項目は「デザイン」「施工性」「機能性」「コストパフォーマンス」の4つ。それぞれのポイントを集計してランキング形式で発表した。
 今回新たに、仕上げ塗料の屋根・外壁とフリージャンルを自由回答方式で集計。「ヤネフレッシュsi」「ヤネフレッシュF」などは同一シリーズとして集計。編集部で判別できない商品名や社名が不明確なものや、通常の商品ラインアップに記載のない商品などは除外した。

コンロ高級価格帯2位3位

≪中級価格帯ランキング≫

コンロ中級価格帯1位

松田住宅機器 細溝しい奈 氏★リッセをオススメします★

松田住宅機器 細溝しい奈 氏

優れたコストパフォーマンス

 プッシュ式の火力調整つまみでスッキリしたフェイス、イージークリーンでバーナー回りの焦げ付き汚れが落としやすく、とってもコスパが良いと思います。特にイージークリーンには、お客様も興味津々です。

コンロ中級価格帯2位3位

≪普及価格帯ランキング≫

コンロ普及価格帯1位

カナジュウ・コーポレーション 住宅環境営業部 加藤克巳 氏★マイトーンをオススメします★

カナジュウ・コーポレーション 住宅環境営業部 加藤克巳 氏

予算をかけずにユーザーも満足

 ココットプレートが焼き網の代わりに使えます。また天板色が6色から選べるので、組み込むキッチンはお客様の好みに合わせやすい。あまり予算をかけたくないけど機能と清掃性を希望されるお客様にはぴったりです。

コンロ普及価格帯2位3位

上位を狙うノーリツ

 4~6位にランクインしたのは、いずれもノーリツの製品。4位の「ファミ」は、施工性とコストパフォーマンスでリンナイの3商品に迫ったものの、デザイン性と機能性で及ばなかった。逆に、5位だった「プログレ」はデザイン性と機能性で高評価を得たが、コストパフォーマンスで大きく引き離された。

 価格帯別では、特に高級価格帯でポイントの差が大きくついた。1位の「デリシア」の7152ポイントに対し、2位の「プログレ」は5553ポイント、3位の「Wシリーズ」(パナソニック)は3456ポイントだった。

 中級価格帯では1位の「リッセ」にノーリツの「ピアット」が945ポイント差、普及価格帯では1位の「マイトーン」にノーリツの「ファミ」が826ポイント差まで迫った。一方、パロマは「フェイシス」、「エスシリーズ」がそれぞれ中級価格帯と普及価格帯で3位にランクインしたものの、2位には大きく水をあけられた。

コンロ部門別ランキング

【調査概要】

 「リフォーム産業新聞」は、リフォーム営業マン・プランナーに対して「最も売りたい、提案したいと思うリフォーム商品」に関するアンケート調査を実施した。532人から有効回答を得た。回収した地域は北海道から、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の各エリア。主なメーカーのキッチン、バス、トイレ、洗面化粧台、コンロが対象。商品はメーカーが決めた高級価格帯、中級価格帯、普及価格帯の3つのグレードに分けて集計した。評価項目は、「デザイン性」、「施工性」、「機能性」、「コストパフォーマンスの4つ。それらを5段階評価でポイントを加算し、獲得ポイントの多い商品からランキング形式で発表した。調査期間は1月12日~2月28日。

洗面化粧台高級価格帯2位3位

≪中級価格帯ランキング≫

洗面化粧台中級価格帯1位

日本ハウジング 佐藤啓之 氏★ピアラをオススメします★

日本ハウジング 佐藤啓之 氏

断熱性に関心集まる

 大きなボウルと壁付け水栓は実用性にたけており、毎日楽ちんに使っていただける商品。特に洗濯前の下洗いなどハードに使えるので、小さなお子様がいるご家庭にはおすすめ。

洗面化粧台中級価格帯2位3位

≪普及価格帯ランキング≫

洗面化粧台普及価格帯1位

MBC開発 建設事業本部リフォーム課 安田隆一 氏★サクアをオススメします★

MBC開発 建設事業本部リフォーム課 安田隆一 氏

「サザナ」とセットで提案

 収納容量が大きく、節水性能も高い。さらに、サイドキャビネットなどを組み合わせやすいです。また、セットで提案することが多いバスの「サザナ」と、アクセントパネルをはじめ、デザインの統一感を取りやすい点もポイントです。

洗面化粧台普及価格帯2位3位

デザインは「ルミシス」

 「ルミシス」はデザイン性がトップで、「ホテルのような!に似合う商品。お客様は非日常をお求めになる流れがある」といったコメントがあった。機能性でも2位だったものの、施工性とコストパフォーマンスで上位と差がついた。

 バス部門ではLIXILの「アライズ」と「スパージュ」が2位、3位にランクインしており、セットで提案することが多いバスと洗面化粧台の評価が連動していることが伺える。

 価格帯別では、高級価格帯で「ルミシス」が、2位の「L-CLASSドレッシングラシス」(パナソニック)に1000ポイントの差をつけてトップに輝いた。中価格帯では、1位「ピアラ」、2位「L.C」と、LIXIL商品が1、2フィニッシュ。普及価格帯では、総合でも1位、2位だった「サクア」、「オフト」が3位の「シーライン」(パナソニック)に大きく差をつけた。

洗面化粧台部門別ランキング

【調査概要】

 「リフォーム産業新聞」は、リフォーム営業マン・プランナーに対して「最も売りたい、提案したいと思うリフォーム商品」に関するアンケート調査を実施した。532人から有効回答を得た。回収した地域は北海道から、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州の各エリア。主なメーカーのキッチン、バス、トイレ、洗面化粧台、コンロが対象。商品はメーカーが決めた高級価格帯、中級価格帯、普及価格帯の3つのグレードに分けて集計した。評価項目は、「デザイン性」、「施工性」、「機能性」、「コストパフォーマンスの4つ。それらを5段階評価でポイントを加算し、獲得ポイントの多い商品からランキング形式で発表した。調査期間は1月12日~2月28日。


これまでのランキングはこちら!

【2024年】 全まとめキッチンバストイレ洗面化粧台コンロ

【2023年】 全まとめキッチンバストイレ洗面化粧台コンロ

【2022年】 全まとめキッチンバストイレ洗面化粧台コンロ

【2021年】 全まとめキッチンバストイレ洗面化粧台コンロ

【2020年】 全まとめキッチンバストイレ洗面化粧台コンロ

【2019年】 全まとめキッチンバストイレ洗面化粧台コンロ

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【2016年】 全まとめキッチンバストイレ洗面化粧台コンロ

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