【景況感調査】売上の対前年比は「良い」と感じるが逆転

リフォーム市場景況感調査　≪2018年6月リフォーム実績≫

　6月の景況感は、やや低調だった前月から一転、上昇した。

　売り上げの対前年比（前年同月比）は、「良い」（「とても良かった」「良かった」の合算）が39％で、前回調査より11ポイント増加した。「悪い」（「とても悪かった」「悪かった」の合算）は5ポイント減少し、28％だった。前月とは逆に、今回は「良い」が「悪い」を上回る結果となった。

1. 引き合い件数は、前月比では「良い」が17％（前回調査比17pt減）、「悪い」は33％（同16pt増）となり、「悪い」が「良い」を上回った。最も多いのは「普通（変わらない）」で、半数を
   占めた。
   引き合い件数の前年比は、「良い」33％（同6pt減）が「悪い」28％（同6pt増）より多かったが、前回調査ほどは差がつかなかった。
2. 受注件数は、前月比で「良い」23％（前回調査比5pt減）が「悪い」17％（同6pt増）より多かったが、「普通」が6割で最も多かった。前年比は「良い」が33％（同12pt減）、「悪い」は33％（同11pt増）と同数で並んだ。
3. 売り上げは、前年比だけでなく前月比でも上昇。「良い」が50％（前回調査比16pt増）と半数に達し、「悪い」は11％（同23pt減）にとどまった。
4. 単価は、前月比では「良い」28％（前回調査比11pt増）、「悪い」11％（同6pt減）と向上した。最も多いのは「普通」の61％で、前回と同様６割を超えた。前年比は「良い」22％、「悪い」28％、「普通」50％で、前回調査と同じ割合だった。
5. 6.利益面は、「良い」が「悪い」を上回った。前月比では「良い」が4～5割を占め、「悪い」は1割程度にとどまる。前年比では「良い」が3割弱、「悪い」は2割弱だった。いずれも「普通」が4～5割以上。

【調査概要】 リフォーム会社18社にアンケート調査 (期間7月2日～9日)