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絞り込んだ人材へ「ダイレクトリクルーティング」

ラン・リグ 渡辺昇一 代表取締役社長
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連載 新卒採用の肝所

絞り込んだ人材へ「ダイレクトリクルーティング」
【vol.33】

 若手人材の採用に四苦八苦している企業が多い中、「ダイレクトリクルーティング」で成果を上げている企業が増えてきています。ナビや求人雑誌など既存の手法に頼らず、魅力的な自社の採用サイトなどを立ち上げ、そこに直接、新卒の学生や転職希望者を呼び込み、採用に結び付ける手法です。

ポイント1 3分の1~5分の1のコストで人材獲得

 弊社でお手伝いしている企業でも、今までの3分の1~5分の1の広告コストで人材を獲得している企業が増えています。背景には若手求職者のナビ離れなど、採用マーケットの変化があります。

 もちろん大手ナビなどを活用する求職者は多いですが、大きな流れとして、直接グーグルやヤフー!などの検索サイトで自分の希望する地域や職種で検索し、企業の独自採用情報から、面接依頼を直接企業に出す求職者が、中途採用者の中で多くを占めるようになっています。

 新卒の就活生に限っても10%を超える学生が、ナビなどを通じず、直接応募をするようになったというデータもあります。

ポイント2 スマホで「社風」「定着率」キーワード検索

 具体的には、スマホを片手に通勤通学途中で「地名 不動産 求人」「地名 電気工事士 採用」など、自分に合う企業の採用サイトが出てきそうなキーワードを組み合わせて、検索しているイメージです。

 さらに「社風が良い」「定着率高い」とか、「地名 〇〇好きが多い」など、キーワードは多彩。

 そこで企業が意識すべきポイントは、できるだけ間口を狭め、絞り込んだ人材を自社の採用サイトに集めるということです。

ポイント3 ニッチな魅力も最大限に打ち出す

絞り込みの成功例です。

▶独立狙い、のれん分け制度を作った経営企画室採用
▶DIY好き女性だけに絞ったアドバイザー採用
▶未経験でも手に職をつけたい地方専門学校生に特化した職人見習い採用
▶大型連休が年に2回取れる会社で、旅行好きを狙った若手営業採用

 成功のポイントは、ニッチな「こんな人いるよね」という特定の1人に向けて、アピールする魅力を最大限打ち出すことです。

 企業の魅力と特定の求職者のニーズを、ダイレクトにマッチングするこの手法は、結果的に企業と求職者のミスマッチを防ぐ可能性も高いのではないでしょうか。


ラン・リグ 代表取締役社長 渡辺昇一氏ラン・リグ (東京都渋谷区)
代表取締役社長 渡辺昇一氏

 「地域ダントツ化コンサルティング」を事業コンセプトに、地域密着ビジネスに特化した集客・営業・人材支援事業を手掛ける。設立11年で延べ350社、リフォーム・工務店・不動産・医療・大学・専門学校・学習塾・健康施設などクライアントは幅広い。
 渡辺昇一社長は、15年間延べ8500人以上の新卒大学生の就職支援に関わった経験を生かし、さまざまな業種の地域ビジネスで培った横断的なノウハウを提供している。ランリグ

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