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子育てしやすい家とは? ~HAPPYにするエコリフォーム~

環境エネルギー総合研究所 代表取締役所長 大庭みゆき氏
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HAPPYにさせるエコリフォーム

第11回 子育てしやすい家

ドイツの集合住宅ドイツの集合住宅

 リフォーム時の優先順位を調べたところ、「間取り」や「インテリア」がどの年代でも1位で、「リフォームは見た目」というのがどうやら「定説」のようです。

 ところが住まいの不満では「寒い」、「暑い」、「断熱が悪い」という温熱感覚の快適性への不満が特に戸建て住宅で多く、不満とリフォームの内容がミスマッチという現在のリフォームの現状が見えてきました。

 あまり認識されていないようですが、「住宅と健康」の問題は、子育て世代にとっては重要です。特に働いているお母さんにとって、子どもが病気になると医療費だけではなく、高いシッター代等がかかる場合もあります。また仕事を休まなければならなくなると、お母さんにとっても、会社にとっても損失です。

 それで子どもが風邪やアレルギー等になりにくい健康な家(高断熱の家)が求められるのです。

 また今、よく見かける子育て世代のための住宅では「対面式キッチン」や「リビングを必ず子どもが通るための間取り」等々で、いずれも住宅内での子どもの見守りができるように工夫されています。

 しかし子どもの見守りは住宅内だけで十分でしょうか?例えばドイツのある集合住宅では、子どもの遊び場を囲んでコの字型に住居棟が配置され、どの家の窓からも遊び場を見ることができるようになっています。

 地域全体で子どもを守るためにはこのような住宅の工夫も必要だと思います。


1121_07oobamiyuki.jpg≪プロフィール≫
環境エネルギー総合研究所 代表取締役所長 大庭みゆき氏
工学博士。専門は伝熱工学。財団法人省エネルギーセンター勤務を経て平成10年、株式会社環境エネルギー総合研究所を設立。「生活者の視点でフィナンシャルにエネルギーを考える」をモットーに、家庭を中心としたエネルギー関連調査、省工ネアドバイスを実施。納得できる暮らしの質の向上にこだわる住宅等の研究にも注力する。
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