売上、対前年比「良い」が半数

リフォーム市場景況感調査　≪2017年8月リフォーム実績≫

　8月の景況感は、ようやく回復の兆しが見られた。売り上げの対前年比は、「良い」（「とても良かった」「良かった」の合算）との回答が50％に達し、前回調査より25ポイント増加。一方、「悪い」（「とても悪かった」「悪かった」の合算）との回答は25％で、前回より15ポイント減少した。

1. 引き合い件数は、前月比では「悪い」45％（前回調査比5pt増）が「良い」20％（同10pt減）を25ポイント上回った。前年比では逆に、「良い」50％（同25pt増）が「悪い」20％（同15pt減）を30ポイント差で大きく上回った。
2. 受注件数は、前月比で「悪い」が45％（前回調査と同じ）で、「良い」25％（前回調査比5pt増）を20ポイント差で上回った。前年比では、「良い」50％（同30pt増）が「悪い」25％（同5pt減）を上回った。
3. 売り上げは、前月比で「悪い」40％（前回調査比25pt減）が「良い」30％（同20pt増）を上回るが、前回調査で55ポイント差だったところが10ポイント差に縮まった。
4. 単価は、前月比で「良い」15％（前回調査比5pt減）と「悪い」15％（同20pt減）が均衡。「普通（変わらない）」が70％を占めた。前年比では、「悪い」15％（同10pt減）が「良い」20％（前回調査と同じ）を下回り、「普通」が65％だった。
5. 6.利益面は、前年比の粗利益で「良い」が半数近くに達したが、前月比の利益で「悪い」が「良い」を上回った。いずれも「普通」が4～6割を占めた。

【調査概要】 リフォーム会社20社にアンケート調査 (期間9月4日～9月10日)