連載シリーズ「ランリグ渡邉の「その仕事、正社員じゃなきゃダメですか?」」
飛びぬけた実績を持った経験者を採用したがる経営者が見落としている「落とし穴」【ランリグ渡邉の「その仕事、正社員じゃなきゃダメですか?」】
ランリグ 渡邉昇一 社長
1616号(2024/09/09発行)10面
VOL.11
正社員雇用すべき人材と、採用したいと思う人材のギャップ。
働き方が多様化するなかで、社員から外部人材に置き換わる仕事がこれからさらに増えていくことは間違いありません。とはいえ、すべてが置き換わるわけではなく「ここはやっぱり自社の社員じゃないと」という部分は必ず残ります。つまり社員として採用した方が利益になる人を見極めて、それ以外は外部に任せるという組織体制が今後の会社経営のカギになるのではないでしょうか。
それではどのような人材を採用すべきなのかというところですが、以前のコラムでもお伝えした通り「さまざまな役割をフォローできる人材」であることは理想的です。しかしそこまで見極めるのが困難であるならば「真面目にコツコツ仕事をしてくれる人材」を採用すべき場合がほとんどです。しかし多くの経営者の皆さんとお話すると大抵は「〇〇社の営業マンとして社長賞をとった」や「有名企業で宣伝広報担当をしていた」といった分かりやすい実績を持った経験者の採用を望む傾向が強いように感じます。
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