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「黒字社員」の共通項とは?必要な人材を見極めるコツ

ラン・リグ 渡辺昇一 代表取締役社長
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連載 新卒採用の肝所

【 vol.6 】「黒字社員の共通項は?」=それが自社に「必要な人材」

今回のテーマは、新卒大学生を獲得するための「全体の流れとポイント」です。

ポイント1) 採用のターゲットをしっかり定義する

 まず考えなくてはならないのは、「自社で活躍する優秀な人材」「必要な人材」とはどんな人材なのか、しっかり定義することです。

 いま現在自社で活躍している社員をモデルとしてもよいのですが、注意しなければならないのは、「活躍している社員に似ている」というような「なんとなく」の定義は危険だということです。

 必要なのは、なぜその社員たちが自社で活躍しているのか、なにが理由なのか、しっかり分析して、彼らに共通する要素を導き出し、定義することです。

ポイント2) 「黒字」と「赤字」社員の分かれ目をつかむ

 分かりやすく営業職で考えてみましょう。黒字社員と赤字社員を様々な項目でタイプ分けしてみます。

 明るいか暗いか、鈍感なタイプか敏感なタイプか、独立志向か安定志向か、口がうまいタイプか口下手なタイプか、女性か男性か、有名大学かそうでないか、関連学部かそうでないか、地元出身かそうでないか、理系か文系か――などという項目を挙げてみます。

 単純化するために分かりやすい項目を挙げましたが、自社の黒字社員と赤字社員を様々な項目で比較していくと、自社ならではの特徴があぶりだされてきます。

 たとえば、うちで活躍するのに、他のほとんどの項目は関連がないが「他の要素がどうであろうと独立志向の社員が活躍している」のように、黒字社員と赤字社員の違いを生み出している項目、分かれ目が見つけ出せれば、必要な新人を定義できます。これがまずは重要なのです。

ポイント3) 新卒に提供できる自社のメリットを言葉にする

 そのあとに必要なのが、そのターゲットが魅力に感じてくれる自社の魅力(学生に入社後提供できるメリット)をはっきり文字にすることです。

 「こんな学生が欲しい!」と熱望したとしても、「こんな学生」に入社するメリットが自社で用意できなければ、「こんな学生」は絶対に採用できません。

 どうしてもターゲットとする学生=「こんな学生」が欲しいのであれば、そのターゲットが入社した時にどのようなメリットを自社で提供できるのか、もしくは、どうすれば提供できるようになるのか、を考えることが必要となってきます。

 次号は、新卒大学生をどう集め、どう選考し、入社に結び付けていくのかという具体的な部分をお話しします。


ラン・リグ 渡辺昇一氏ラン・リグ(東京都渋谷区)
代表取締役社長 渡辺昇一氏

「地域ダントツ化コンサルティング」を事業コンセプトに、地域密着ビジネスに特化した集客・営業・人材支援事業を手掛ける。設立8年で延べ350社、リフォーム・工務店・不動産・医療・大学・専門学校・学習塾・健康施設などクライアントは幅広い。渡辺昇一社長は、15年間延べ8500人以上の新卒大学生の就職支援に関わった経験を生かし、さまざまな業種の地域ビジネスで培った横断的なノウハウを提供している。ランリグ

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