ネットで「一覧化」される企業情報の精査を

ネットで「一覧化」される企業情報の精査を
【vol.24】

　今年度の採用活動は、中小企業の学生動員数が減っているのが傾向として出ています。そういう状況の中で採用成功のためにはまず説明会や選考に学生を動員する（出会う）ことが必要。その出会いの数を増やすために重要な視点は...

ポイント1　ネット時代、採用広告は【比較されている】

　私が大学生だった20年近く前の就職活動のスタートは、たくさんの採用予定企業の情報が掲載された分厚い冊子が情報を提供している広告会社から届き、興味を持った企業にエントリーのはがきを書くことでした。現在のようにインターネットで採用情報を探すことが一般的ではなかったので、限られた情報やあやふやな選択基準で企業を探す学生も多かったように記憶しています。

　昨今の就職活動はインターネットでの情報収集がメーンですので、学生の利便性は上がり中小企業もある程度採用広告にコストをかけることができれば見つけられやすくなってきています。

　学生にとっての利便性が上がっている現在において、意識しないといけない重要なポイントは【ばれている】【比較されている】ということです。

支援に関わった経験を生かし、さまざまな業種の地域ビジネスで培った横断的なノウハウを提供している。