連載シリーズ「ランリグ渡邉の「その仕事、正社員じゃなきゃダメですか?」」
外部のプロ人材を活用する「一歩先行く」経営スタイルとは?【ランリグ渡邉の「その仕事、正社員じゃなきゃダメですか?」】
ランリグ 渡邉昇一 社長
1580号(2023/12/11発行)4面
VOL.2
社長はなんでもできるスーパーマン。ではないのかも。
私はよく「社長の仕事ってなに?」というテーマに触れることがありますが、社長としての業務は非常に多岐にわたるので明確に答えを出すのは簡単ではありません。特に中小企業の社長であれば営業はもちろん、商品開発や資金繰り、さらには採用や教育まで全部自分でやってしまうというケースも少なくないでしょう。大企業と違い各役員に秘書やアシスタントがついて、たくさんのスタッフが周りを固めてというような状況はないと思います。
しかしそのせいか中小企業の社長は私も含めて「どんな仕事も自分が一番できる!」と思い込んでいるフシがあるように感じます。実際には得手不得手があるはずですが、それを客観的に評価して足りない部分を明確に認識できていないのではないでしょうか。もしかするとそれが「全部やっているつもり」で、実はどれも中途半端になっているのかもしれません。
社長の役割は「社長がいなくても会社が回る仕組み」を作ること
改めて社長の仕事とは何か考えてみると、社長がいなくても問題なく会社が回っていて、成長できる状態を作ること。つまり苦手なことは、得意な誰かに任せられるような環境を整えることではないでしょうか。ところが中小企業でそれを実現するのは簡単ではありません。それどころか頼れる右腕が一人いるだけで恵まれているなと感じるほどです。
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