今リフォーム会社が知るべき、M&Aの知識とノウハウ【基礎から学ぶM&A 連載第1回】

経営者の高齢化や後継者不在を理由に、会社の存続を諦めようとしていませんか。後継者がいなくても、会社を存続させる方法はあります。

日本の中小企業では、経営者の高齢化や後継者不足問題が深刻化し、廃業を選択する経営者が後を絶ちません。しかし一方で、「事業承継」としてM&Aを行い、倒産させることなく会社継続を実現させている経営者も増えつつあります。

M&Aによる「事業承継」とは、第三者に会社を引き継ぐことです。ここでは、M&Aや事業承継について基本的なことから解説します。

事業承継の方法

M&Aとは、日本語で「合併」と「買収」を意味する言葉です。主に企業の成長などを目的として活用されます。中小企業の場合は、後継者不在や人材難、経営者の高齢化などの問題を抱え、「事業承継」を目的としてM&Aによって会社を売却し、会社を存続させるケースが増加しています。

今回は、事業承継の方法とメリット・デメリットをご説明しましょう。選択肢は次の3つです。

(1)親族内事業承継
(2)社内事業承継
(3)M&Aによる事業承継

以上の(1)～(3)を、一つひとつ詳しく解説しています。