連載シリーズ「リフォーム業務 カイゼン塾」
リフォーム会社の給与制度は歩合、固定?どう決める?会社や社員の成長を考え選択を【リフォーム業務 カイゼン塾】
業務支援 代表 石原直之氏
1588号(2024/02/12発行)5面
以前、あるリフォーム業界団体の勉強会に参加した時、経営者の間で「給与の決め方」に困っているという話題が白熱していました。今回は給与についてお話しします。
- 業務支援 代表取締役 石原直之氏
- 1989年に新卒でホームイング(現ミサワリフォーム)に入社。1992年にホームテック(東京都多摩市)創立に参加。取締役として営業、マーケティング、新規事業部門長を歴任。2020年より中小リフォーム会社の経営者の業務をサポートする業務支援株式会社を設立し、現在にいたる。日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)の理事、広報渉外委員長も務める。
給与制度は一長一短 成長を軸に選択を
30年前はほとんどの会社が歩合制だったと思います。基本給は十数万円と低く、業績に応じて歩合が付くもの。歩合の決め方は受注高の何%分といった方法からスタート。その後、粗利の何%に変わっていきました。私の前職では20年位前に業界に先駆け歩合を撤廃し固定給重視に変更しました。固定給の比率を上げ業績に応じ賞与で差がつく制度です。さらに現在は成果給を重視する会社が増えています。
歩合給は会社の創業期や新規事業などを立ちあげて短期間に経営基盤を盤石にしたいときには有効です。商材が絞られている会社にも有効です。
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