《連載・経営Before⇒After》実はこんなに進んでいた!?中小リフォーム会社のデジタルマーケティング
経営Before⇒After
~船井総合研究所~Vol.9
前回の連載までは、リフォーム会社におけるさまざまな業務におけるデジタル化について取り上げてきました。今回は視点を変えて、集客におけるデジタルシフトの必要性や事例をご紹介します。従来はチラシを中心としたアナログが主流のリフォーム集客ですが、この数年でデジタル比率は劇的に高まっています。この大転換に乗り遅れないためにも、ぜひご一読ください。
【参考】リフォーム会社の平均的な媒体別集客構成比 株式会社船井総合研究所 FAST-Reform研究会 会員企業100社の2021年1月~8月集客実績を基に平均を算出
デジタル集客の定義について
リフォームビジネスの主な集客手法には、折込チラシやポスティングチラシ、DM、ホームページなどに加えて、テレビやラジオなどの媒体を活用したCM、LINEやFacebookなどのSNSといった新しい取り組みまでさまざまなものがあります。その中でも、以前から最も多くの会社で取り組まれてきたチラシやDMなどの紙媒体を「アナログ集客」、インターネットを活用した比較的新しい集客手法を「デジタル集客」と定義します。
LINE公式アカウントを開設することで、お客様からより気軽に問い合わせを頂けるようになり、自社からのタイムリーな情報配信も可能になる
デジタル:アナログ集客比率の実態
すでに多くのリフォーム事業者の方が実感しているかと思いますが、新聞購読率の減少によって、折込チラシによる集客数は徐々に減少している会社が多いようです。一方で自社ホームページを軸に置いたデジタル集客数は急激に増加しており、新規集客のデジタル:アナログ比率は、地方商圏でもおよそ4:6程度になっています。(船井総合研究所主催のFASTReform研究会 会員企業100社の2021年集客実績に基づく)
「まだアナログ集客の方が多いじゃないか。」と思われるかもしれませんが、3年前はこの比率が2:8程度であったことを踏まえると、集客の柱が急速にに移行していることがわかります。その理由はさまざまですが、特にリフォーム需要年代層(50代を中心に40~60代)にあたる人々が、情報収集の手段としてインターネットを日常的に活用し、スマートフォンでLINEやYouTubeなどのソーシャルメディアまでも利用できる世代にシフトしたことが大きいでしょう。
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