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企業承継の準備は5年かかる 外部プロ人材の助けを借りて早めの準備を

ランリグ 渡邉昇一 社長
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ランリグ 渡邉昇一社長ランリグ 渡邉昇一 社長
【プロフィール】
渡邉氏が経営するランリグは、住宅業界に特化した総合企画会社。20年間で1000社以上を支援し、500店舗以上が加盟するリフォーム事業ネットワーク「センリョク」など、VC構築にも多数携わる。渡邉氏自身のラジオ番組「教えて!リフォーム・工務店経営」は、開始から9年400回以上の配信を経て、毎月2万人以上が視聴する番組に。また、2023年6月には、所属する2000人以上のプロ人材を紹介する事業【その道のプロ】をリリース。

ランリグ渡邉 「その仕事、正社員じゃなきゃダメですか?」

VOL.24

本連載の大テーマである組織作りの最終目的は、組織を永続させることにあります。そういう文脈で日常のコンサルティング活動でも、経営者からの相談で増えているのが事業承継です。「引退はまだ先だから大丈夫」と考えがちですが、住宅業界における承継準備には外部の力を借りて最低でも5年が必要といわれます。最大の理由は、工務店やリフォーム会社の経営が『社長の頭のなか』に依存しているため、その情報を外に出して整理するのに時間がかかるからです。

ある中小リフォーム会社では、社長が急に引退を決断しました。しかし顧客リストは紙のノートやPC内のExcelシートに散在し、契約関係は社長の個人印で処理、職人や業者とのやり取りは契約書が残るものと口約束のままのものが混在していました。結果、引き継ぎは不可能となり、M&Aも成立せず廃業。社員や地域に根付いた顧客、職人たちは次の道を自力で探さざるを得なくなりました。

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