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【連載・プロの建築写真家が教えるリフォーム施工写真の撮り方】撮る前の準備

株式会社家撮り部 建築写真家 村山 勉
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連載・プロの建築写真家が教えるリフォーム施工写真の撮り方

スマートフォン(スマホ)で撮る建築写真のコツ

≪プロローグ≫

「身近に持っているスマホで竣工写真を綺麗に撮りたい」―――
でもなんか上手に撮れない、やっぱりスマホではダメなのかと諦めていませんか?

3つのレンズがついた超広角・高解像度のカメラがついた機種も一般的になり、撮った写真を簡単にSNSにアップできるスマホは一眼レフやミラーレスカメラにはない魅力があります。

スマホで撮影したリフォーム竣工写真事例(リビング)スマホで撮影したリフォーム竣工写真事例(リビング)

今回12回の連載の場をお借りして、リフォームなどの施工事例を上手に撮る方法をご紹介します。前半は撮る前の準備と建築写真撮影の基本「水平・垂直」、「光」、「高さ」の3つを解説します。後半はリフォーム前後の写真を撮る時に押さえておくポイント、リビング、水回りなどの主要なリフォームポイントの撮り方を解説します。最後は、スマホのアプリを活用し写真をより見栄え良くするレタッチの仕方をご紹介します。

このコラムでは、リフォームなどの施工事例紹介に係る工務店関係者の方に少しでもお役に立てるよう、知識だけでなく撮り方の事例も多く盛り込んでお話していきたいと思っています。お楽しみに!

建築写真の基礎を学ぼう
撮る前の準備(カメラの持ち方、グリッド線の活用)

建築物の撮影の基本は、歪まずに線をまっすぐに撮ることです。そのためには、正しい持ち方(構え方)と画面の補助線-グリッド線の表示を覚えましょう。

横位置での構え方はカメラと同じように左手で下をしっかり支えるのがコツです。両手でスマホの両端を持つ方が多いと思いますが、正しい持ち方に変えてみましょう。縦位置で撮る場合は、スマホの上下をさかさまにして、シャッターボタンを上にします。右手は横位置、縦位置とも添えるくらいに軽く持ち、親指もしくは人差し指で軽くシャッターを押します。

写真を撮る時の持ち方(左手で下を支えます)写真を撮る時の持ち方(左手で下を支えます)

次にグリッド線の表示です。画面上に表示した縦横2本ずつ線を、目印となる縦横のラインに合わせることで、水平、垂直がまっすぐな写真が撮りやすくなります。最初は縦横の線がまっすぐな和室で合わせるとわかりやすいでしょう。グリッド線は常時表示する設定にすることで、建築物をまっすぐに撮る練習をしてください。

グリッド線を表示した撮影例グリッド線を表示した撮影例

次回は建築写真の一番の重要な点、水平垂直をキレイにとる方法をご紹介します。

株式会社家撮り部 建築写真家 村山 勉家撮り部(ロゴ)

《プロフィール》
株式会社家撮り部 建築写真家 村山 勉

マスメディアの編集、広告の仕事をきっかけに、本格的に写真撮影の活動を始める。専門の建築写真では、戸建て、マンションなどの竣工写真の他オフィス、ホテル、など、新築、リフォーム、リノベーションなど幅広い撮影実績。

住まいのリビングフォトグラファーとして、家の中での家族写真撮影も得意とする。株式会社家撮り部に所属。事務局で撮影技術や建築フォトグラファーへのクオリティを指導。工務店、大学の建築学部生向け建築写真撮影講座の講師。

<経験・資格・技術等>
・日本建築写真家協会正会員
・Nikon Professional Services(NPS)会員 
・FUJIFILM Professional Service(FPS) 会員

<撮影実績>
【建築撮影】新築、リフォーム、リノベーション竣工写真、オフィス、ホテル、病院、施設、他
【イベント】インタビュー、セミナー、ポートレート、他

家撮り部ロゴ

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