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【連載 工務店はリフォームと新築の両輪目指せ! ビルダー向けリノベビジネスのイロハ】中小工務店だからこそ実現できた戸建リノベーション成功事例

コダリノ研究所 代表 稲葉元一朗
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ビルダー向けリフォームビジネスのイロハ

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第2回 中小工務店だからこそ実現できた戸建リノベーション成功事例

工務店向けに戸建・性能向上リノベーション事業の研究及びコンサルティングを行っているコダリノ研究所の稲葉です。今回は中小工務店に戸建リノベの成功事例をご紹介します。

リノベーションの業界では圧倒的な知名度、ブランド力を持つ大手企業が存在します。では、中小工務店が勝てないかというとそうではありません。全国区の知名度や規模など同じ土俵で戦っても太刀打ちできません。だからこそ、地元商圏に絞る、専門特化する、さらに自社の独自固有の長所を活かしながら、絞った領域に資源を集中させて地域一番のシェアを取るというのが基本戦略となります。この考えはブルーオーシャン、レッドオーシャンという概念というより、「小さな池で大きな魚を捕る」という経営哲学に通じる考え方です。

一例として山陰エリアのY社を取り上げたいと思います。私とご縁をいただいた2017年当時は社員4名、年商2億円の新築工務店。紹介ベースで経営が成り立っていた会社でしたが、ご存知の通り、そもそも国内の新築市場は成長が期待できるような状況ではありません。

競合も多く、先行き不透明な住宅業界において、一択だったのが、1級建築士3名という自社の人的資源を活かせる戸建リノベーション事業でした。この要員で新築もリノベーションもやり切ることは難しいと判断したN社長は、新築は追わないと決めて、やると決めたリノベーションの分野は徹底的にやり切るという決断をしました。これは極めて正しい選択だったと私は考えます。

建築士のいる強みを生かしてリノベーションを(イメージ)建築士のいる強みを生かしてリノベーションを(イメージ)

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