《連載・経営Before⇒After》デジタルマーケティングで、「今リフォームしたい顧客」を見える化しよう!
経営Before⇒After
~船井総合研究所~Vol.10
DX(デジタルトランスフォーメーション)が、リフォームビジネスのあらゆる既存の枠組みを変革するものであることは、前回までの連載でも取り上げてきた通りです。その中でも今回は、デジタルの特徴を最大限に活かした新しい集客手法について、詳しく掘り下げてご紹介します。貴社がこれまで接点を持った顧客の中で「今まさにリフォームしたいお客様がわかる」ということが実現するとしたら、革新的なことだと思いませんか?
中小企業でも浸透してきた「顧客の行動履歴の見える化」
メールやSNSメッセージの開封、WEBサイトへのアクセス、SNSの閲覧など、今やあらゆる行動履歴がデジタルで蓄積されている時代です。そしてこれらの個人の行動履歴は、多様なデジタルツールを用いてビジネスに活用されています。その代表的な例がMA(マーケティングオートメーション)です。MAツールを介して配信されたメールの開封履歴やサイトリンクのクリック履歴から、その個人が「どんなことに興味があるのか?」、「いつ、何回、その商品やサービスに関するページを見たのか」を見える化し、興味や検討段階に応じて次のメールや電話営業を行う、という流れはBtoBビジネスを中心に多くの企業で行われるようになりました。
MAの概念をリフォーム会社とお客様との関係に置き換えると...
皆様のリフォーム事業のお客様も、リフォームを検討している時や会社選びをしている時、貴社のHPを見ることでしょう。その際に、「どのお客様が、どんなページを重点的に見たのか」がわかれば、そのお客様の関心度合いも必然的に分かるはずです。
例えば、最近になって自社のHPの「外壁塗装」のページを頻繁に閲覧するようになったお客様がわかるとすれば、その方は今まさに外壁塗装に関心があるのだと推測できますし、「見積依頼」のページを何度も見ている人は、高い確率で「問合せしようかどうか迷ってる」と考えられます。MAという聞きなれない言葉だと難解に聞こえますが、要は「そういう人のデジタル上の動きを捉えることができ、いま買いたいお客様を逃さずに見込客にできる」という技術や手法のことだとお考えください。
この記事の関連キーワード : DX MA SNS デジタルトランスフォーメーション マーケティングオートメーション 経営Before⇒After 船井総合研究所 連載 集客
最新記事
【連載記事一覧】
- 《連載・経営Before⇒After》リフォーム会社のDX基準を総まとめ、これからの課題をセルフチェックしよう!
- 《連載・経営Before⇒After》リフォーム会社のデジタルシフト、本当に成果が出た会社は「平均訪問回数」を計っていた!?
- 《連載・経営Before⇒After》デジタルマーケティングで、「今リフォームしたい顧客」を見える化しよう!
- 《連載・経営Before⇒After》実はこんなに進んでいた!?中小リフォーム会社のデジタルマーケティング
- 《連載・経営Before⇒After》「中小企業デジタル化応援隊」を活用してDXの一歩を踏み出そう
- 《連載・経営Before⇒After》業績向上&利益率アップに直結! 施工管理のデジタルシフト事例
- 《連載・経営Before⇒After》リフォーム会社のための「オンライン営業」入門
- 《連載・経営Before⇒After》デジタル化って本当に必要?中小企業のDX成功事例と具体的な効果とは
- 《連載・経営Before⇒After》DX、ココでつまずく?!最大の関門は、システム間連携&社内浸透率
- 《連載・経営Before⇒After》DXに取り組む上で大切な全体設計図の作り方
- 《連載・経営Before⇒After》週休2日、残業2/3で粗利1.5倍も可能!劇的DXの設計図
- 《新連載・経営Before⇒After》労働人口減少時代!中小企業の生存戦略