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職人たちの本音の言葉...、工期と仕事...

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職人たちの本音の言葉...、工期と仕事のバランスを

リフォーム産業新聞
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職人たちの本音の言葉
必要な品質の向上

 建設職人たちは、元請け側に改善してほしい面がありながら、なかなか口に出せない面も多い。

工期と仕事のバランスを

とび職歴6年C氏(27歳)

――普段元請け側になかなか言えない部分もあると思います。どんな点でしょう。

 工期が間に合わなくなってくると1週間かかるものを3日、4日でやってほしいと言われる。人を集めて無理やりやったりはするが、そうするときれいには収まらない時も多い。

――職人側の事情をしっかり考えられていないということでしょうか。

 元請け側は人が集まるとなんとかなると思っている節がある。また、2度手間になるとわかっていても、やらされる作業もある。ただ、それで単価が高くなることはない。

――職人側としても問題があるのでしょうか。

 お金がかかる部分をきちんと計算せずに、仕事を受けてしまうところが多い。そうすると最終的にお金が残っていない。仕事の割と金額が合ってない。

――業界として単価を見直す努力も必要ということでしょうね。

 例えば同じ仕事でも、昔より施工のチェックが厳しくなっていて、手間がかかるケースがある。しかし、単価は上がっていない。それでも周りに安く引き受けるところもあるので断るのは難しい。

――仕事によっては断る勇気を職人側も持つ必要がありそうです。

 元請け側で質を求めないところもある。もっと言うと、人によって求める品質が異なる。職人も、手間がかからないのであればと、安い金額でも受けてしまう。素人目にはわからないので、問題があってもやってしまっている。職人側はもっと品質を求めていかないといけない。

協力 建設職人甲子園

失われた職人たちの誇りや技術を取り戻すべく開催されたプレゼン大会。第2回となる今回は、4月の東京を皮切りに、埼玉、神奈川、千葉、大阪、九州、栃木で地区決勝大会を実施。来年1月には幕張で全国大会が行われる。業界活性化に取り組む職人たちの熱い生の声を聞くことができる。

この記事の関連キーワード : 元請け 工期 建設職人甲子園 職人

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