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内と外をゆるやかにつなぐ「中間領域」

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内と外をゆるやかにつなぐ「中間領域」

GRANFACE///LEX-DesignOffice東京 大熊一幸代表
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アウトドアリビング提案入門 Vol.2
アウトドアライフをインテリアと連動

 アウトドアライフを提案する上で重要なのが「室内との連動」だ。第2回は内と外をつなぐ「中間領域」について解説する。

デザイナーズファニチャーで飾られたインテリアとガーデンデザイナーズファニチャーで飾られたインテリアとガーデン

インテリアスタイルから学ぶ

 インテリアでは、住まいの価値を設定したスタイルに似合うエレメントを用意していきます。それぞれデザイン性の高いものやブランド、将来性を含めて提案し、それなりのコストをかけて素敵な空間に仕上げていくことでしょう。照明では、一流ブランドで流行のデザインを提案し、見た目や機能性を含めて調光によるシーンを楽しんだり。家具は、デザイナーズブランドや、フルオーダーの棚、素敵なファブリックのクッションやラグにカーテンなど、世の中にあるデザインされた素敵なアイテムを活用してスタイルを提案していくことでしょう。

 中和色となる緑色の観葉植物を鉢カバーまでおしゃれに飾ってトータルデザインが完成します。滞在する楽しみや友達を呼ぶことの優越感、ステイタスのある空間はこのように備わるエレメントの価値がポイントとなり、素敵な空間設計がコーディネートされています。それに対して、現在のアウトドアライフにおける備えはどうでしょう?

 いいところプラスチック製の乾式床材を敷きつめ、DIYやネットなどで購入したテーブルとイスの3点セットや安価なファニチャーを設置する程度ではないでしょうか。独立した空間であればまだ良いかもしれませんが、室内とつながる素敵なアウトドアライフ提案では不一致です。

 フローリングに合わせた天然木のデッキや、意匠性、価値を追求しバランスの取れたファニチャー、おしゃれなプランターや自然を感じる樹木・草花を設置して、初めて感動や喜びの言葉につながることでしょう。本物志向をテーマに掲げ、アウトドアライフを、インテリアと連動した素敵な部屋作りを心掛けて計画することを忘れずに。

景色を絵画のように飾る窓

 まず、住まいの欠かせないエレメントして必ず窓が備わっています。現在の住宅計画で多いのが大開口にすることで心地よい光や風などが入り込み素敵な室内になりますということが実は裏目に出る場合がある。住まいの箱=建築、内部装飾=インテリアの二つの計画で窓から見える風景には演出は必要ないのでしょうか。窓先の外に見えるのは、土のままの庭や隣地の窓が見えて視線が絡むことや物置や設置物が覗けるケースがある。

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