年間リフォーム売上高35億円のアートリフォーム(大阪府吹田市)のチラシはブランディング型。キャッチコピーをトップに配置した"さわやか"なレイアウトで、"リフォームをしたい"と思った顧客に積極的に提案するチラシを目指している。【チラシ反響率5000~7500分の1】
チラシ表面
Point.1 "さわやかに"提案する
表面の上半分には、リフォームへの姿勢を紹介し、メッセージを込める。キャッチコピーは"さぁ、リフォームしましょう"。これには、単に顧客の希望をかなえるだけでなく、積極的に顧客のメリットになる提案をしていこうとするスタンスを表している。また、水色の文字は"さわやかさ"を表現。他社との差別化を図っている。
「自社のブランドイメージを伝えるために、7年前にこの言葉を設定しました。お客様からは『いい言葉ですね』とお声を頂き、大変好評です」(大本哲也社長)
同社は、チラシで2つを狙っている。1つは、リフォーム会社としての自社の認知度の向上。2つ目は、安心して相談できるようなイメージを持たせること。これらにより、リフォームしたいお客様に真っ先に自社を思い浮かべてもらえるように努めている。
チラシ裏面
Point.2 バリエーションを持たせた商品表示
表面の下半分には水まわり商品を配置している。ネット集客による平均客単価が200万円に対し、チラシの客単価は70万円。水まわり交換が多いことから、目につきやすい表面に掲載している。「カジュアルに商品を見せられるように工夫しています」と大本社長は話す。特徴はバリエーションの表示だ。例えば、トクラスのキッチンでは、2つの扉プランと16色の扉カラー、7色のシンクカラーを組み合わせられる。「『バリエーションが分からない』とお客様のお声を頂いたことから、チラシで示すことでイメージしやすくしています」(大本社長)
Point.3 サービスを網羅しパンフレットに
裏面では同社のサービスを網羅している。「裏面まで読んでいただく方は、リフォームに関心を持たれた人。ですので、当社ができるサービスを知っていただく、具体的なパンフレットとして位置付けています」(大本社長)
そのサービスの種類は7つ。全面改装などの空間リフォーム3種類や機器交換や修繕、外装工事からエクステリアまで、幅広くカバーしている。
≪会社概要≫
社名 * アートリフォーム / 所在地 * 大阪府吹田市 / 代表者 * 大本哲也
年商 * 38億円 / リフォーム売上高 * 35億円 / 拠点数 * 12 / 年間工事件数 * 5000件
≪チラシ概要≫
配布日 * 6月5日、19日(40万枚ずつ2回) / 配布枚数 * 80万枚 / 配布方法 * 新聞折り込み
配布エリア * 関西11拠点周辺2キロ圏内 / チラシ集客による平均客単価 * 70万円
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