《リフォーム市場 景況感調査》受注件数、前月以上に「良い」58％

リフォーム市場景況感調査　≪2014年10月リフォーム実績≫

　10月の景況感は、前月からの消費回復傾向が堅調。引き合い件数は、前月に比べ「良かった」（「とても良かった」「良かった」の合算）との回答が50％。9月調査結果より5ポイント上昇した。一方、前月より「悪かった」（「とても悪かった」「悪かった」）は16％。9月より7ポイント改善された。

1. 引き合い件数は、前年同月比では「普通（変わらなかった）」、「良かった」、「悪かった」が全体をほぼ3等分した。
2. 受注件数は、前月より「良かった」が58％で、「悪かった」（42％）を上回った。
3. 売り上げは、前月より「良かった」が58％。回復傾向が際立った前月調査より、さらに16ポイント増加した。前年同月比では「悪かった」が52％で、前年の水準にはまだ及ばない様子。
4. 単価は、前月と比べ「変わらなかった」が42％を占めたが、「良かった（上がった）」（37％）が「悪かった（下がった）」（21％）を上回った。前年同月比では逆に、「悪かった」が「良かった」を上回った。
5. 6.利益面は9月に引き続き、前月より「良かった」が、前年同月に比べると「悪かった」という結果になっている。

【調査概要】リフォーム会社25社にアンケート調査（期間11月4日～11月13日）

≪リフォーム会社の声≫

• 増税後反動減からの回復感が継続（栃木・リフォーム）
• 消費動向は価格第一と品質第一の二極化が顕著。７割が価格第一（東京・リフォーム）
• 大型リフォーム、新築が増えている（宮崎・リフォーム）
• 価格競争にならないような商品に力を入れている（千葉・リフォーム）
• 注文住宅や建て替え層へのアプローチを強化。二世帯住宅へのリノベ案件が急増中（愛知・リフォーム）
• OBと紹介で食いつないでいる（奈良・リフォーム）