連載シリーズ「リフォーム業務 カイゼン塾」
働き方改革は仕事の記録から 1時間単位で業務を記録しムダな仕事を削除【リフォーム業務 カイゼン塾】
業務支援 代表 石原直之氏
1580号(2023/12/11発行)7面
リフォーム会社の経営サポート事業を手掛ける業務支援(東京都国分寺市)。連載第5回目では働き方改革のポイントを解説する。
- 業務支援 代表 石原直之氏
- 1989年に新卒でホームイング(現ミサワリフォーム)に入社。1992年にホームテック(東京都多摩市)創立に参加。取締役として営業、マーケティング、新規事業部門長を歴任。2020年より中小リフォーム会社の経営者の業務をサポートする業務支援株式会社を設立し、現在にいたる。日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)の理事、広報渉外委員長も務める。
「休日を増やす」「残業を減らす」といった働き方改革。これらは求人のためにも、離職防止のためにも、リフォーム事業者が取り組まざるを得ない課題です。ですが、業績が低下するという不安から、踏み込み切れないと相談を受けます。その場合、私は「業績は下がりません」とお答えしています。
根拠は私の前職や支援会社で業績が下がらなかったからです。対策は「やらない事を決めること」。その手法に「仕事調べ」があります。各自、自分がどんな仕事をしたか、30分または1時間ごとに記録します。できれば1カ月間。これを行うと、思っていた以上に時間がかる意外な仕事が明確になります。
ここからやらない事、まとめる事、頻度を減らす事を決めます。例えば移動時間が週の勤務時間40時間中15時間とわかれば、行動も変わる。習慣的な仕事も今では重要ではない事もあり、会社のルールの改善になります。
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