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《リフォーム市場 景況感調査》引き合い「前年並み」回答が半数

リフォーム産業新聞
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リフォーム市場景況感調査 ≪2014年8月リフォーム実績≫

 8月の景況感は、4月の増税以降なかなか復調せず、回復は秋以降にずれ込む見通しだ。ただ兆しは見えており、引き合い件数が前年同月に比べ「良かった」(「とても良かった」「良かった」の合算)との回答社は前月の22%から3ポイント上昇、逆に「悪かった」(「とても悪かった」「悪かった」の合算)は前月の47%から22ポイント改善した。

リフォーム市場景況感調査 ≪2014年8月リフォーム実績≫

  1. 引き合い件数は前年同月比で「良かった」と「悪かった」がちょうど半々で25%。「普通(変わらなかった)」が全体の半数である50%に達した。前月と比べ「悪かった」から「普通」に転じた格好だ。
  2. 受注件数も前年同月比で「良かった」が22%で、前月から3ポイントアップ。また、前月比で「良かった」との回答は27%となったが、前月の結果から14ポイントマイナス。お盆休みなど営業日数の減少などが影響したようだ。
  3. 売り上げは、前年同月比で「悪かった」が40%と前月から15ポイント改善した。ただし「良かった」は全体の16%で前月から12ポイント減少している。
  4. 単価は前年同月比、前月比とも「変わらなかった」が6割以上となったが、いずれも「下がった」が「上がった」を上回る結果となっている。
【調査概要】リフォーム会社32社にアンケート調査(期間9月9日~9月16日)

≪リフォーム会社の声≫

「待っていてはダメ。仕掛けづくりが大事」

ASBリフォーム 前川忠雄社長(愛知県名古屋市)

 8月は引き合い、受注、売り上げとも前年同月に比べ「悪かった」と回答しました。でも、大型も含めポツポツと案件が入ってきているし、不動産部門は9月から一気に忙しくなりましたから、それほど心配はしていません。

 何しろ3月までは駆け込み需要がびっくりするほどありましたし、中には増税関係なしに大型リフォームをしたいというお客様もいらっしゃいましたから、4月以降は注文がほとんど出てこないわけです。しかし、経済のベースでリーマンショック以降ずっと悪かった時期は完全に抜けたので、時間がたてば必ず回復します。

 それでもただ回復を待っていてはいけないので、仕掛けを常時考えています。近いうちに水まわりを中心とした定価制のパック商品をつくります。戸建ての場合は150、200、250万円、マンションでは100、150、200万円というように分かりやすい提案です。

 それと11月末に向けて、本社1階にショールームを開設する準備を進めています。

≪その他のリフォーム会社の声≫
  • 水まわり商材の消費税は特に影響なし(神奈川・総合プロデュース)
  • 営繕工事ばかり集中。単価が伸びず、範囲も広がらない(広島・リフォーム)引き合いで1年ほど前から大手電化ショップとの価格競争が激しく、今後は正面きっての対抗はかなり苦戦しそう(兵庫・リフォーム)
  • 案件が少なく、あっても単価が低い。9月に入っても状況は変わらない(奈良・リフォーム)
  • 増税後の個人消費回復は夏頃との予測は覆され、10月以降へのずれ込み支配的な状況。だが1昨年対比で見れば同レベルの推移で想定内(栃木・リフォーム)
  • 盆明けより引き合い増加。市場が動き始めた感じを受ける(兵庫・リフォーム)
  • 気分は下がり気味。来年不安?何か変化している。今までとは違う(新潟・リフォーム)
  • 7月までが売り上げのピーク。ただ8月は引き合い受注とも上向き。このまま秋に向かいたい(三重・リフォーム)
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