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チラシは単なる商品掲載ダメ、コメント等で工夫を

セイホーコーポレーション 奥野清志社長
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反響率2000分の1 リフォームチラシ作りの極意
【第5回】 チラシを作る上での注意点(1)

 実際にチラシを作る際、どんなポイントが反響率に影響するのでしょうか。明暗を分ける、今回は作り方のポイントを紹介していきます。

3つの差別化

 まず、地域の競合他社も必ずチラシをまいていますから、差別化を図ることが重要です。差別化する重要な要素として『商品』『価格』『サービス』の3つがあります。商品とは、チラシ上で何を最も売りたいのか明確化することです。意外とリフォーム会社の方と話をすると、自分のところは何が強いのか把握していません。例えばトイレを月100台も売っているのにチラシ上にキッチンやバスと同じように並べていては、お客様に強みが伝わるはずがありません。他社に勝る商品を大きく目立たせる必要があります。

 次の価格は、他社よりも安く提供できる商品を明確に打ち出すということです。そもそも地域の競合店の価格帯をすべて把握していますか。まずはチラシを集めるなどで、どの商品であれば、他社よりも安く提供できるかを知り、それをきちんとPRすると反響が変わってきます。分析後に地域最安値にしたことで、反響率が急増した会社もあります。

 最後のサービスは、小さくても商品特徴などを記載してお客様にどんなメリットがあるか伝えることです。例えば、バスであれば保温浴槽や節水シャワーの説明などを入れるとよいでしょう。

言葉で魅力を伝える

 続いて、チラシに商品コメントを載せることも反響率を高める手です。多くの会社が単に商品規格・売価だけ載せていると思いますが、一言コメントを載せると見られ方が変わります。

 キッチンですと「お年寄りに人気!軽い力でさっと引き出せる引き出し収納が魅力」「カウンターまでの高さ85cmが標準!身長が高い方にオススメです」など。バスは「広いフチに腰掛けながら安定した姿勢で出入りできます。足腰に不安がある方にオススメ」などです。特に手書き風の文字で書くと、より親しみを持ってもらえます。通販生活などに載っているコメント等を参考に考えると作りやすいでしょう。

 同じようにコメントを入れるテクニックの1つで担当者の顔を入れ込み、吹き出し風に言葉を入れ込む方法もあります。小さく、女性の営業マン、プランナーの顔を入れ込み、「女性プランナーが一緒に空間コーディネート、奥様の夢を叶えます」「使いやすさを高める機能など選びやすさとお得なプライスが魅力」のような、コメントを一緒に掲載することで、無機質になりがちな商品紹介の雰囲気が一気に変わります。


セイホーコーポレーション 奥野清志社長セイホーコーポレーション 奥野清志社長

1951年10月29日生まれ。2009年リフォーム会社専門のチラシデザイン、印刷会社のセイホーコーポレーションを設立。クライアント数は420社を超える。定期的にリフォーム事業者向けのセミナーなども開催する。

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