このキーワードで検索

有料会員登録で全ての記事が
お読みいただけます

どうする?電気代!【教えて善さんVol.1】

紙面ビューアーはこちら
  • トップ
  • 連載
  • > どうする?電気代!【教えて善さんVol.1】

どうする?電気代!【教えて善さん Vol.1】

エスイーエー 加藤善一 社長
このエントリーをはてなブックマークに追加

電気代が高騰し、また電気自動車(EV)が普及し始めたなか、新たなリフォーム市場が広がっているのをご存知でしょうか?EVを活用したリフォーム市場をはじめ、VPPやDR、FIP等国策に関わるキーワードについてわかりやすく解説する新連載スタートです。

電気代はさらに家計を圧迫する!?

Q 今年は猛暑で、エアコンはフル稼働です。電気代もすごいことになっているとお施主さんとよく話題になります。さすがにもうこれ以上値上がりはしないし、どこかで安くなるのではと期待しているのですが、今後どうなるんでしょう?教えて善さん。

A 私は工務店様に「Smart2030零和の家Rマーク」という独自開発したスマートハウスのノウハウを絆ジャパン様と一緒に普及活動しています加藤善一と申します。

上がり続ける電気代! なぜ電気料金の値上げが起きているのか?今後暮らしの変化にどう対応すれば不安を払拭できるかをお伝えします。

電気料金の値上げの主たる原因は火力発電の燃料高騰です。3.11東日本大震災以降、原子力発電というベースロード電源停止により、代替え電源である火力発電に関し、原材料のすべてを輸入に依存している我が国は、LNG(液化天然ガス)の仕入れ価格の異常なほどの値上げに電力会社が耐えきれず、設定してあった「燃料費調整額」の上限を撤廃しました。

急激な高騰による生活負担を減らすために、現在は国が1kWhあたり7円を補助していますが、10月からは3.5円と補助は半額になり、さらに家計を圧迫するでしょう。今後おそらく電気代の値上がりは止まりません。

そうであるならば、電力会社に依存して電気を買うという暮らしを見直し、家で使う電気は自分の家でつくる暮らしへチェンジすることが賢い暮らし方です。

経産省はすでにVPP(バーチャルパワープラント)というエネルギー供給の仕組みへの移行を掲げています。

太陽光発電を設置して、また大容量の蓄電機器としてEVを活用、蓄えた電気を自家消費する蓄電住宅を建てることで電気を買わない暮らしができます。そして天候や住む人の暮らしのパターンまで考慮し、どの設備をどの電気で充電するのか、放電するのかをAIが制御するスマートハウスが賢い暮らし方をするには必要なのです。

スマートハウス、エネルギーリフォームが今後の暮らし方の提案としてのキーワードになります。

【教えて善さん】 エスイーエー 加藤善一 社長

プロフィール
エスイーエー
加藤善一社長
独自の技術によるスマートハウス「Smart2030零和の家Rマーク」を全国の工務店に波及する。2021年絆ジャパンとの提携により参画企業も150社を超える。新築のみならず既存住宅のスマートハウス化を訴求している。

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

【連載記事一覧】

リフォーム産業新聞社の関連サイト

PR
PR
  • 広告掲載
  • リリース投稿
  • お問い合わせ
PR

広告

くらしのお困りごとを丸ごと解決するプラットフォーム EPARK
閉じる