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自然エネルギーを活かす~省エネリフォーム~

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自然エネルギーを活かす~省エネリフォーム~

環境エネルギー総合研究所 代表取締役所長 大庭みゆき氏
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HAPPYにさせるエコリフォーム

第9回 自然エネルギーを活かす

 自然エネルギーは使用時に二酸化炭素を排出しないため、環境にやさしいエネルギーとして注目されています。

 中でも太陽光発電はここ数年設置家庭が大幅に増加しています。しかし太陽が持っているエネルギーは発電だけではありません。よりリーズナブルで省エネ効果が期待できるものがあります。

家庭の用途別エネルギー消費(年間)

 それは「太陽熱利用」です。次のグラフに示すとおり、家庭のエネルギー消費のうち、給湯で3割弱使用され「暖房+給湯」で52%を占めています。この給湯、暖房負荷を太陽熱利用で軽減することができます。

太陽熱利用(ソーラーシステム例)太陽熱利用(ソーラーシステム例) 写真提供:パーパス

 現在「太陽熱利用」は以前のように屋根に水を上げてそれを太陽で温めて利用するものから、屋根に集熱パネル、地上に貯湯槽を設置し、冷媒による熱交換でお湯を作り、冬など太陽の熱が不足する場合は補助熱源としてガスや灯油などを利用するタイプに変化してきています。

 また最近は太陽熱利用もできるエコキュートも販売されています。利用方法も給湯のみから給湯+お風呂沸かし、給湯+お風呂沸かし+温水暖房等、様々です。

 実は私の実家でも太陽熱利用給湯システムを利用し、ガス代が大幅に削減されました。ガス代をあまり気にせずにお湯を利用することができるため、シャワー利用が多い中高生以上のお子さんをお持ちの家庭などには最適だと考えます。


1121_07oobamiyuki.jpg≪プロフィール≫

環境エネルギー総合研究所 代表取締役所長 大庭みゆき氏

工学博士。専門は伝熱工学。財団法人省エネルギーセンター勤務を経て平成10年、株式会社環境エネルギー総合研究所を設立。「生活者の視点でフィナンシャルにエネルギーを考える」をモットーに、家庭を中心としたエネルギー関連調査、省工ネアドバイスを実施。納得できる暮らしの質の向上にこだわる住宅等の研究にも注力する。
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