WEBをスマホ対応させることが重要

第15回　～スマートフォン対応の重要性 （モバイルユーザー重視）～

スマートフォン対応の重要性は年々増しています。現代は、過去に比べスマートフォン経由のアクセスが飛躍的に増加しているからです。しっかり顧客を取り込むには、モバイルユーザー重視の対策が必要です。そこで具体的なスマートフォン対応の方法についてご紹介します。

モバイル対応は最重要5割がスマートフォン経由のHPも

　アクセス分析を見ると、スマートフォンユーザーが30％を超えました。あるサイトは、50％以上がスマートフォン（モバイルユーザー）です。

　モバイル対応は、もう昔から行われていますが、今はなおいっそう重要視しなければならないところです。

　今回ご説明する技術（スマートフォン対応）は当然ですが必須です。

　たとえば、ＰＣ版では大きな写真を何枚も貼っています。大きな枠を使って文字やイラストをわかりやすいように表示させています。しかしこれで何も処理をせずにスマートフォンで見ると、

1. 文字や写真がちっちゃくて見にくい！
2. 指で大きくしたりスクロールしたり面倒！
3. スマートフォンを横向きにして一生懸命スクロール！

　これを普通のスマートフォン対応バージョンにしてスマートフォンで見ると

1. かっこ悪い
2. 見にくい
3. 伝わらない
4. 大きな写真が表示されていない。
5. 枠がはみ出して見えない

　ということになっています。
　それでは、最新（きちんとした）のスマートフォン対応はどんなもの？ということでＣＳＳ３というスタイルシート（新しい技術）を使います。組み込みます。
　詳しくは技術的なことになるので、今一緒に汗水流してくれているWEB業者さんへ「CSS３を組み込んで新しいモバイル対応にして！」というだけですぐに理解してくれます。

◆メリット◆

1. 運営中の管理が楽！
   現在の主流はプログラム制御、PC・スマートフォン別々の管理を行っています。表示のさせ方にモレがあったり、PCの仕様やスマートフォンの仕様がそれぞれある場合、２重で作り変えが発生しています。
   この方法（CSS３）であれば、１制御の管理ですみ、チェックも極端に減るので時間短縮には抜群です。
2. スマートフォンはCSS３に完全に対応しています。よってきっちり作りあげると、PC版を作るよりもかなり奇麗です。
3. 更新作業が早くなる！　更新作業後の入力チェック（表示チェック）作業がいきなり半分になり他の仕事ができるようになります。
4. 時間短縮になったことで、管理費（プログラム更新費）も減ります！コストダウン達成です。
5. 見た目が奇麗になり、ボタンが押しやすくなり、大きさを画面にあわせて自動調整できるのでユーザーの使い勝手が向上し、信用度アップ・ストレスフリー・ファン化になっています。
6. まだ始まったばかりですが、受注率が10％ほどアップしたとの報告もあります。

↑↑↑PCでの画面

↑↑↑スマートフォンでの画面

デメリットは読み込みの遅さスマートフォンとPCの分岐入れて対応

　しかし、デメリットが１個あります。
　PCの表示をスマートフォンの表示にかえるだけなので、画像の容量や使っているスクリプトの数が減るわけではなく、完全にスマートフォン用に作ったサイトに比べると、読み込み速度が遅いという点があります。わかりづらいかもしれませんが、とても重要な点です。
　よって弊社では、PHPの記述に、スマートフォンとPCの分岐（判定）を入れて、スマートフォンで使わない画像やスクリプトを完全に読み込まない処理を走らせています。このような思いやりと、高度な技術を入れることで、読み込みの待ち時間を減らして、本来の目的である受注増加達成を促しています。アプリの技術を用いて、店頭での接客と同じような演出ができないか？常に心掛けています。

≪ Profile ≫

集客と売り上げアップにつながるホームページ構築技術（PHP・SEO・CSS・MYSQL）により、帝国データバンクと業務提携。日本全国から引き合いが多い。帝国データバンク主催のWEBセミナー講師、パナソニックエコソリューションズ創研のWEBセミナー講師として、全国でセミナーを展開中。VPN構築と社内インフラ設計、アプリ開発を行う。

有田電器情報システム　有田栄公 社長