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"ビルトインコンロ"市場、600億円

"ビルトインコンロ"市場、600億円

住宅設備建材マーケットデータ
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住宅設備建材マーケットデータ第5回 『 ビルトインコンロ 』 

ビルトインコンロは、リーマンショック、東日本大震災を経て、市場が縮小~回復基調にある。2008年以降「Siセンサーコンロ」が義務化され、全世帯への普及率が3割を超えた。

ガスコンロは、設置形態により、システムキッチンに組み込むビルトインコンロ、据え置き型のテーブルコンロに大別される。IHクッキングヒーターに対抗して、天板がフラットなタイプが登場するとともに、安全面でも大幅な改良を重ねた。「Siセンサーコンロ」が2008年に義務化されたが、まだ旧タイプが残り、2012年時点の全国世帯数に占める想定普及率は約32%。

ビルトインコンロ市場は、リーマンショックを挟み縮小を続けたが、東日本大震災後、消費者の節電意識が高まったのに伴い、改めて消費者に見直され、緩やかな回復基調にある。2010年から3年続けて市場規模が拡大、2013年も8%伸び、140万台に迫る勢い。

メーカー別ではリンナイがトップシェアで、2012年には53%で過半数を制したと見られる。ノーリツの子会社ハーマンは、2011年ノーリツと営業統合し、3割超のシェアを確保。堅調な国内住宅市場を背景に、各社とも業績は順調だ。

市場規模推移 (ビルトインコンロ)【グラフ1】 市場規模推移 (ビルトインコンロ)
Siセンサーコンロの普及状況 (累計出荷台数の推移)【グラフ2】 Siセンサーコンロの普及状況 (累計出荷台数の推移)
需要形態【グラフ3】 需要形態
メーカーシェア【グラフ4】 メーカーシェア
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