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「玄関ドア」市場は580億円、2万4000トン

住宅設備建材マーケットデータ
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住宅設備建材マーケットデータ第25回 『 玄関ドア 』 

玄関ドアは、犯罪にも強い電気錠で、かつ断熱タイプが今やトレンド。市場は住宅市場とほぼ連動、直近では堅調に推移している。

LIXIL、YKK APが2強

 玄関ドアの材質は、アルミ、スチール、ステンレスといった金属性が主流で、木材(無垢材)は中高級の戸建て住宅等に使われる。ドアそのものの気密性、断熱性がポイントで、最近の傾向としては施錠システム等に、各社が工夫を凝らしている。

【グラフ1】メーカーシェア(玄関ドア)
【グラフ1】
メーカーシェア

 玄関ドア市場は、他の住設機器と同様、住宅市場とほぼ連動しており、リーマンショックをはさんで縮小後、やや持ち直し、堅調に推移している。

【グラフ2】市場規模推移(玄関ドア)
【グラフ2】市場規模推移

 メーカー別では、アルミ、スチールとも、統合効果を最大限に発揮したLIXILグループがトップシェア。アルミ玄関ドア市場で5割、スチール市場の約3割を、LIXILグループが占める。YKK APもアルミ玄関ドア市場で約3割、スチール市場の2割程度で続く。

【グラフ3】需要形態(玄関ドア)
【グラフ3】需要形態

玄関ドアの最新トレンドは、自動車のドアでは標準仕様となった電気錠。断熱化も各社が競い合っている。電気錠は鍵を差し込まず、ドアにカードやスマホをかざして開錠する仕組みで、ピッキング犯罪にも強い。断熱ドアは、厚めの扉内に断熱材を詰め、複層ガラスを使う。

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