第17回 ~サイトの表示速度を上げて基準をクリアするCSSスプライト~
専門的な部分になりますが、とても重要です。ホームページを使ってWEB戦略を行う場合、突き抜けて受注を獲得する場合、その地域で驚異的にブランディングを成功させる場合には、今回の俗に言うページの最適化(その中でも表示速度)が必須です。
サイトの表示速度を上げることで、Googleの評価基準の1つになっているといわれている。
「お客様に必要な情報を早く提供する」 「ページの表示スピードを上げること」をクリアするための方法です。
きちんと理解しているサイトは必ず実践しています。もしかしたら、ホームページのリニューアルを3回も4回も繰り返して、いまだにうまくいかないというサイトは、今回のこの部分が未実装なのかもしれません。
組み込んでいる内部の画像やファイル、CSSなど、表示速度を早くするために、たとえばメインのメニューのメニュー画像が6個配置しているとしたらロールオーバーを含めて12個の画像ファイルを組み込んでいるはずです。
この12個の画像ファイルを1枚の画像として作れば、12回の画像ファイルを読み込みに行くアクセス回数が、1回で済みます。
この手法をCSSスプライトといいます。
画像を探しに行く時間は単純に12分の1になるのでページの表示開始が早くなり、また、画像容量は単純に12倍になるわけではなく、それぞれのヘッダー情報やメタ情報が省略できるので結果的に表示速度が上がり、CSSスプライトを使うと効果的なのがお分かりになると思います。
参考サイト:http://lifeplan-seminar.jpを使ってわかりやすくご説明すると
1.トップページを右クリック→プロパティをクリック
2.上記のアドレス (画像のURL)をコピーしてブラウザのアドレス欄に貼り付けて、エンターを 押してください。
ページを見て、それぞれのボタンをクリックしても、独立して動いています。リンクもそれぞれ別のページが開きますよね。驚かれていると思いますが、実は、12枚の画像を1枚の画像として扱っているのです。CSSスプライトといいます。きれいなソースコードです。
それともう1点、これらをさらに大きく考えて対策すると、ヘッダーのCSS、サイドバーのCSS、フッターのCSS、各ページのコンテンツのCSSをそれぞれ分けて作る人が多いのですが、それでは4回のCSSを探しに行って読み込む作業が発生します。
これを1個のCSSにまとめて書くと、探しに行く時間が4分の1になり、表示スピードの向上が達成します。スマホで閲覧する場合でも、スムーズにページが表示されるので、ストレスフリーとなり、多くのページを閲覧してもらえることになります。
ただ、単純に「見やすさ」だけではなく、私たちが欲張って求めているもの、それが、GOOGLEの表示速度の評価基準であり、GOOGLEが好きなビューティフルコードといわれている部分です。
≪ Profile ≫
集客と売り上げアップにつながるホームページ構築技術(PHP・SEO・CSS・MYSQL)により、帝国データバンクと業務提携。日本全国から引き合いが多い。帝国データバンク主催のWEBセミナー講師、パナソニックエコソリューションズ創研のWEBセミナー講師として、全国でセミナーを展開中。VPN構築と社内インフラ設計、アプリ開発を行う。
有田電器情報システム 有田栄公 社長

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