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採用活動よくある勘違いとは?「新卒へシフト」の勝算は

ラン・リグ 代表取締役社長 渡辺昇一氏
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連載 新卒採用の肝所

Vol.1 ~知らないだけで損をする~ 
【採用活動よくある勘違いシリーズ導入編】

 「いいと思って採ったんだけど、使い物にならなかったよ」
 「何に出しても、ほとんど欲しい人は来ないね」
 「結局いい人は、うちみたいな中小には来ないんだよ」

住宅業界の中小経営者からよく聞く言葉です。

採れない「優秀な即戦力」、「新卒へシフト」の勝算はあるか

 昨年は、駆け込み需要の影響もあって、ますますその傾向は強く表れました。
いくら採用広告を出しても欲しい人材の応募がない。一番欲しいのは、中途の即戦力なのに、妥協して採用したら全く使い物にならず、すぐ辞めていく。

 よく考えたら当たり前です、いい人材をそんな忙しい時期に会社が手放すわけがないし、いい人材は、よほどの理由がない限り、そんな時期に無責任に辞めたりしません。

 そんな限られたパイをどこもかしこも採りに行く。採用支援会社も強気ですから、採用費用は高止まり。そんな現状で、費用を抑えて良い人材が取れた会社は、相当ラッキーです。

 逆にリーマンショック後などの不況時は、募集する会社が激減しますから、中小企業にとっては大きなチャンスです。そんな時にしっかり投資をして人を採用できる会社は、長期的に勝てる会社なんだと思います。

 私が代表を務める株式会社ラン・リグは、10年間にわたり延べ362社の中小企業に、人材や集客、営業といった会社の根幹に関わるコンサルティングを行ってきました。

 ラン・リグに最近増えている中小住宅会社の採用関係の相談が、中途採用ではなく新卒大学生の採用です。その理由はさまざまですが、

  • ビジネスモデルが固まり、経験の浅い人材でも売り上げが立つ見込みがついた
  • 他社の価値観や仕事のやり方を引きずっていない真っ白な新卒を自社色に育て、強い組織にしたい。
  • 将来の幹部候補のつもりで人材を募集するが、そもそも中途でいい人材がなかなか来ない。

 というようなところです。

 新卒採用には様々なメリットがありますが、数人で売上高の大半を上げており、営業、設計など職種に関わらず職人的な経験とスキルが必要で、一人でも欠けると大変なことになる、というような会社は、新卒を採用されるのはやめたほうが無難だと思います。その一方、

  • ビジネスモデルがシンプルで明確
  • ごく一部の人に業績を依存していない
  • 受け入れ「体制」はなくとも、受け入れ「ムード」がある 

 そんな会社であれば、新卒採用のメリットを最大限享受できる会社だと言えます。


ラン・リグ 渡辺昇一氏ラン・リグ(東京都渋谷区)
代表取締役社長 渡辺昇一氏

「地域ダントツ化コンサルティング」を事業コンセプトに、地域密着ビジネスに特化した集客・営業・人材支援事業を手掛ける。設立8年で延べ350社、リフォーム・工務店・不動産・医療・大学・専門学校・学習塾・健康施設などクライアントは幅広い。渡辺昇一社長は、15年間延べ8500人以上の新卒大学生の就職支援に関わった経験を生かし、さまざまな業種の地域ビジネスで培った横断的なノウハウを提供している。ランリグ

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