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PDCAを回し続けることが継続的な成果を生む

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PDCAを回し続けることが継続的な成果を生む

アークフィール株式会社 佐々木大樹 常務取締役
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リスティング広告最前線最終回 ~PDCAを回し続けることが継続的な成果を生む~

みなさんこんにちは。
いよいよ今回が、この「リスティング広告最前線」の最終回となりました。
前回はリスティング広告のPDCAを回していく上で最も重要な指標である、CPAについてお話をしてきました。
今回は、CPA以外にチェックすべき項目についてお伝えします。

1. 日次やるべきことはコンバージョンキーワードのチェック

 リスティング広告を出稿していると、電話やメールなどでお客様からのお問い合わせ(コンバージョン)を獲得できるようになります。その際に、問い合わせをしていただいたお客様が、どのキーワード、どの広告文をクリックしてサイトに訪れたのかをチェックしてください。

 メールでの問い合わせであれば、リスティング広告の管理画面内で、そのキーワードを知ることができますし、お電話でお問い合わせをいただいた場合には、「何という検索キーワードで弊社のサイトを見つけていただきましたか?」などとお聞きして、そのキーワードを特定するのも1つの方法です。

 コンバージョンキーワードが特定できたら、広告費を増やす必要がないか、広告が掲載されている位置に問題はないか、そのキーワードに近いキーワード(関連するキーワード)で、リスティング広告の出稿をすべきものがないか、など、機会損失をしていないか、営業機会を増やす方法はないのかを確認します。

2. 週次でやるべきことは、キーワードと広告文の見直し

 前回お話しした、リスティング広告を開始してから2週間経った後、週次で行っていただきたいのは、キーワードと広告文の見直しです。

 広告費ばかり費消してコンバージョンが獲得できていないキーワードはないか、広告が露出されていてもクリックされていないキーワードはないか、など、キーワードと広告の組み合わせを含め、各数値を見ながら検討をします。

3. コンバージョンするキーワードを収束していく

 PDCAを継続していると、自社のサイトでコンバージョンを獲得できるキーワードというものは、いくつかに収束していきます。

 その数はサイトによって様々ですが、リスティング広告を出稿する段階では何千というキーワードで出稿を行ったとしても、その中のいくつかが、自社サイトにとって有用なキーワードだと分かるようになります。ある程度そういった状況が作れると、あとは日々の改善でコスト効率を高めたり、広告予算を調整したりすることで、安定的な問い合わせを獲得できるようになりますので、いかに早くその状態まで進めるか、その状態まで継続できるかが肝要です。


 末筆ではございますが、1年間の連載を読んでいただき、ありがとうございました。リスティング広告を有効活用して成果を生むために、この連載がみなさまの一助となることを心から願います。

アークフィール 佐々木大樹

≪ Profile ≫

1982年島根県生まれ。アークフィール株式会社常務取締役WEBマーケティング事業部長。WEBサイトを活用したマーケティングで自社の新規顧客獲得を一手に担う一方で、クライアントへの集客支援コンサルティングも行っている。アークフィールで運営しているWEBサイトは20サイトを超える。
アークフィール株式会社 佐々木大樹 常務取締役
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