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引き合い、受注とも前月比で大幅減《景況感調査》

リフォーム産業新聞
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リフォーム市場景況感調査 ≪2013年12月リフォーム実績≫

リフォーム市場景況感調査 ≪2013年12月リフォーム実績≫

12月の景況感は、消費増税前の動きが顕著だった。対前年同月比では引き合い、受注、売り上げとも「良かった」(「とても良かった」「良かった」の合算)が全体の約6割を占めたが、対前月比では引き合い、受注とも18%にとどまり、売り上げも41%と先月までと比べて減少した。11月までの好調から反動が出ている。

  1. 引き合い件数は、前月に比べて「良かった」との回答が10月66%、11月42%、12月18%と大幅に減少している。消費増税前の駆け込みの反動が出た。
  2. 受注件数も10月47%、42%、18%とマイナスに推移。逆に、「悪かった」(「とても悪かった」「悪かった」の合算)は10月13%、11月19%、12月21%と上昇。
  3. 売上は、9~11月あたりの引き合い増、受注増の流れから売上増に結びつき好調だが、1月以降は後退しそうだ。
  4. 単価は、9月までに大型リフォームの駆け込み受注があったためか、「前月よりも単価が上がった」との回答は10月40%、11月36%、12月31%と減少している。5、6の利益面でも、前月比では半数を下回った。
【調査概要】リフォーム会42社にアンケート調査(期間2014年1月7日~1月15日)

≪リフォーム会社の声≫

「売上2割増、受注では5割アップしました」

ライフライン(兵庫県神戸市)

 消費税アップの影響もあり、昨年12月も受注、売り上げとも好調でした。前年同月との比較で言うと受注金額では5割近くアップ、売上高でも約2割アップしています。新年からも駆け込み需要が続き、施工をどう間に合わせるか、あるいは施工が4月以降に持ち越してもお客さんに負担がかからないようどう対応するか考えています。

 当社では約1年前から、大型物件の獲得を目指した取り組みをスタートしました。デザイン設計、営業提案、施工力の全体がバランス良くレベルアップしていくには、急にはできませんから、徐々に手掛けています。提案の部分では、リクルートの住宅設備本に年間を通じて施工例を掲載するなどして認知度を高めています。

 実際に効果も出てきており、この1年で1000万円以上の案件が2カ月に1件程度のペースでとれるようになりました。1月末の決算でリフォームの売上は、前年度比15~20%増で着地予定です。
(笠松寛社長)


  • 「職人手配が難しく、現場管理に時間をとられ、引き合いから契約へ追い込めなかった」(奈良・リフォーム店)
  • 消費税の駆け込みあり。技能士、職人不足になりそう(山口・建設会社)
  • 12月の引き合いは、季節要因を除いても、これまで(例えば9~11月)の引き合い増の反動減と思われるほど悪かった。半面、売り上げはこれまでの引き合い増、受注増の流れから大幅にアップした(栃木・リフォーム店)
  • 増税前需要とチラシの相乗効果が出た(愛媛・リフォーム店)
  • 消費税対応として、1月後半にリフォームフェアを例年より1カ月前倒しで行う(三重・リフォーム店)
  • 新聞折り込みを始めた(埼玉・リファイン店)
  • 9月までの駆け込みによる反動で12月は落ち込んだ(愛知・新築リフォーム)
  • 現在は増税前の駆け込みで人手不足のため、大規模リフォームでは4月にかかってしまう旨をお客様に説明している。同時に4月以降、どのように受注していくか、頭を悩ませている(愛知・リファイン店)
  • 営業職の仕事量を減らすために、アシスタント人員を求人している(東京・リフォーム店)
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